ワラスに着いて早速、この後いくHuayhuash Circuit(約8〜10日間かけて回るトレイル)のウォーミングアップがてら、ワスカラン国立公園内にある Santa Cruz Trek をトレッキングしてきました。
一般の旅行者にとっては、ワラス観光と言えば Santa Cruz Trek と Laguna 69(青くて綺麗な湖)がメインになると思うけど、わたしは Huayhuash Circuit のために来ているので、あくまでおまけ。
入場券はトレイルの入り口でもワラスにあるオフィスでも買えるんだけど、なんとここでもガッカリ、ワスカラン国立公園の入場料さえも去年からまた大幅値上げされていたのです、、、
去年の約2〜3倍。
厳密に言うと、去年は2〜3日までなら30ソル、4日以上は65ソルだったのに、今年からは3日までは60ソル、4日以上はなんと180ソル(しかもちょっと前までは150ソルだった)!!!!!
ペルーだけじゃないけど、もう今年はどうなってんのってくらい、どの国も値上げがえぐい。
アンコールワットもそれで行かなかったもん。去年の2倍。ぐぬぬぬぬ。
だから当初は、ラグーナ69はただの『綺麗な湖』だし、その為だけに60ソル→180ソル払いたくなかったので、最悪行けなくてもいいと思ってたんだけど
結果的には1泊2日でSanta Cruz Trekを終わらせてしまったので、入場3日券の最終日にラグーナ69に行くことが出来ました✌️✨
ちなみにSanta Cruz Trek、普通に美しいトレイルなんだけど、壮大なAusangate Trek を終えたばかりのわたしとしては景色にそれほど感動せず、「早く帰りたいなー」ぐらいに思ってたので(笑)
それほど写真撮ってません!ごめんなさい!
なのでささっとダイジェスト。
***
まず初日。
朝5:00くらいから、ワラス→カラス(Caraz)行きのコレクティーボが出ているので、乗り場まで行って乗車(maps.meに載ってる)。
そしてカラスから、カシャパンパ(Quashapampa/Cashapampa)行きのバンに乗り換えます。
わたしはQuashapampaスタートの時計回りだったけど、逆ルートから行く人はカラスまで行かず、手前にあるユンガイ(Yungay)という町でバケリア(Vaqueria)行きに乗り換えます。
どちらでも可。
カシャパンパに着いたら、早速トレッキングスタート。
ちなみに入場する際はチケット見せたけど、それ以降は確認されなかったので、運が良ければ4日以上滞在しちゃっても大丈夫かも?
係員のお姉さんに「もしいいタイミングでバス乗れなくて、3日以内に出れなかったらどうしよう…」って聞いたら「4日までならギリOKだから大丈夫!」って言われました。
まぁ保証は出来ないけど😅
山で会ったガイドさんとかも「まだチェック厳しくないから大丈夫だよ」って。
そのうちチェックも厳しくなるのかなあ。
初日はひたっすら、川に沿って登って行きます。
ひたすら、谷。
川は綺麗だし、お花もいっぱい咲いてて平和なんだけど。
飽きました(笑)
ここが最初のキャンプサイト、Llamacorral。
大抵のツアーグループはここで1泊するんじゃないかな。
わたしは早くテント張ったところでやる事がないので、このまま進み続けます。
結局、陽が暮れるまで歩き続けた結果、第二キャンプスポットのTaullipampa の手前まで来ちゃいました。
Taullipampaの手前に、ビューポイントまで伸びる分岐があるんだけど、その麓。
一応キャンプサイトマークはあったので、安心してテント張れた。
もちろん誰もいないけど。
というかリャマやアルパカがいないって安心だー(牧羊犬に吠えられないから)!
そして翌日、Taullipampaを越えてPunta Union Pass (4,750m)まで。
途中、パラマウントピクチャーで有名なパラマウント山や、綺麗な湖がいくつかあるけど、雲が多かったので写真そんな撮ってないです。
でもなかなかのパノラマ絶景が楽しめます。
で、結局わたし、どんどん降り続けてゴール地点のVaqueriaまで踏破してしまったんです。
でもおすすめしません(笑)
何故なら、Vaqueriaの一歩手前にある隣村 Huaripampa からの距離が思ったよりも長くて(距離的にはそんなないけど、なんせ日が暮れてて時間勝負だったもんで😂)
Vaqueriaに着いた頃にはもう真っ暗でしたww
わたしのライトに気づいて心配してきたお母さんが「宿10ソルで泊まれるけどどう?」と言ってきたので、迷わず「はい!!!!!」と😂笑
いやぁ、もう真っ暗だし寒いし、最後の上り坂で精神的にやられていたので、テント張る気になれなかったんですねえ。
Ausangate6日間は何ともなかったのに、Santa Cruzは個人的に相当楽しんでいなかったのか、たかが1夜の山泊にして甘えてしまったw
宿のご飯が地味に体に染みたw誰かに作ってもらうごはんって最高w
翌日丸一日空いたってことで、ラグーナ69のあるCebollapampa行きのコレクティーボについて尋ねると、早朝3:30から出ているとのこと。
もちろんもっと遅いのもあるけど、どうせなら他のツアーグループが来る前に一番乗りで行ってしまいたかったので、3:30にピックアップを手配。
ということで、この日はビール飲んでご飯食べて満足したところで、宿の子猫と一緒にさっさと就寝しました。
そして早朝3時過ぎに起きて、半信半疑だったけど、本当に3時半頃にピックアップが来た。
バンはわたしが乗ったら満席。みんな麓の村に働きに出てるのかな。
Cebollapampaまでは聞いていた通り20ソル。
かなりの割高だけど、一応正規の外国人料金っぽい。
Cebollapampaに着いたのは5時で、もちろん辺りは真っ暗(まだまだ満点の星空が見れたくらい)。
ここのキャンプサイトには泊まらないけど、手ぶらでラグーナまで行くためにテントを張って、荷物を中に入れて置いた。
テントを張り終わる頃に薄明るくなってきたので、朝ごはんを食べて出発。
谷を登っていくと、どんどん周囲の美しい雪山たちがが姿を現してきた。
もちろんまだ誰もいない❤️景色を独り占めです❤️
あと、レインボーマウンテンもそうだったけど、ラグーナ69もなかなか登るんですね…
一般人だとスタートから3時間近くかかります。
最初の峠を越えたところに湖があるのかと思いきや、 湖はまだまだ先。
峠は2つあったのです。
でもなかなか辿り着けない方が感動は大きいから、わたしはこっちの方がいいんだけどね。
帰りに観光客とすれ違う度に「湖どこ?あとどんくらい?😂」ってめっちゃ聞かれたw
やっぱみんなもこんなに歩かなきゃいけないとは予想していない模様w
そしてどんどん雪山が近づいてきて、
最後の峠を登って行くと…
でたーーーーーー!!!!!
ってか青っ!!!まじで青だ!!!
水色?エメラルド?
そして誰もいなーーーーーい❤️
いやーこれだけ青かったら泳ぐしかないでしょう。
というか事前に調べた情報(Santa Cruz & Laguna69を自力で行く方法)だと、
「大抵のツアー客は11時に来るから、それまでだったら泳げちゃう!だから真っ裸になるんだ!!!」
って何人かのブロガー(基本ヒッピー系)が書いていたからわたしもそうすることにwwwwww
誰かいきなり来るんじゃないかってヒヤヒヤしながら、真っ裸になりました。
最初はパンツくらい履いとこうと思ったけど、着替えがないし、乾くの待ちたくないし、何より大自然の中で全裸になれる機会もそうそうないので(笑)
人生初の、公共の場での全裸です。
あ、嘘、日本人だったら普通に温泉で裸見せ合ってるか。
でも皆さんも御察しの通り、氷河湖なのでマジで冷たいです。
ICE COLDとはこのこと。
なので1分で遊泳終了wwww
つかまじ、ヒッピーの体どうなってんの、アイツら。
冷たいとか何にも書いてなかったけどw
あ、ちなみに帰りに気づいたけど、普通に「NO NADAR(遊泳禁止)」って看板がw
本当にすみません、知らなかったんです。
でもバレずに、且つ汚さなければOK…かも?笑
もっと長居しても良かったけど、十分景色を楽しんだので、10時半くらいには撤退。
わたしが降り始めたころに、ソロトレッカー数名を始め、ツアー客に会いました。
わたしが余りにも早くに行っていたので、みんな「え、もう行ってきたの?!!!」ってビビってました(笑)
やっぱり朝一が最高!!!
で、「あー素敵な3日間だった♩」と幸せな気分でワラスに帰れると思ったんですが。
本当のネタはここ。
なんとキャンプサイトに戻ったら、わたしのテントが、
あれ?な、ない????
焦っていたら、近くにいた管理人っぽい男性に「テント放置しちゃだめだよ!!!君が出ている間に牛が君のテント荒らしてたよ!!!」
と、指差した木の上を見ると、わたしのテントとバックパックが。
だからわたしは、この男性がわたしのテントとバックパックを守ってくれたもんだとすっかり安心して「そうだったんですね、すみません。でも本当にありがとう!」と感謝したんですが。
乱暴に、ぐちゃぐちゃに木の上に乗せられたテントとバックパックを取ろうとすると、あれ、何かがおかしい…
バックパックはまだしも、テントが異常に汚い…そしてよく見ると…破けてる?!!!
そして気づく。
破けているどころじゃない。
木っ端微塵になっていた。
メッシュ部分は穴が開けられ、あらゆる部品という部品は全部噛みちぎられていた。
当時はまだ、まさか牛が全部やったとは思ってないもんだから、テントを乱暴に木の上に乗せられたせいだと思って「テント壊れてるんだけど!!!!」と、係員の男性に文句を言った。
すると「だから、何で木の上に乗せて行かなかったの!!!」とだけ言われた。
そして漸く気づく。
そう言えば、ワスカランの牛は、主に食べ物目当てでテントにちょっかい出してくるって色んなブログに書いてあったような…
もう、何も言えなかった。
「ちょっと壊された」とかじゃないんだもん。
「八つ裂き」ってこういう状態のことを言うんだなってくらい。
酷かった。
ショックすぎて写真撮ってないけど。本当に。笑
とりあえず、ゴミだとしても持ち帰らなきゃいけないので、片付けている最中も、木の周辺にはテントの一部だったと思われるあらゆるパーツが…無残に…
で、犯人らしき牛がこっちを見ながらキャンプサイトをウロウロしていたから、心の中で「ステーキにされちまえ!!!!!」って思いながら睨んだ。w
バックパックも、色んなところが牛にしゃぶられていたり、泥まみれになったりしていて最悪だった。
この話を、パタゴニア&ボリビアで一緒だったシュウヤ兄に話したら、彼もカバンしゃぶられてたらしい(笑)
彼は牛の存在に気づいていたので、敢えてテントは張らずにバックパックだけ放置して行ったみたいなんだけど。
ここの牛まじで恐ろしいな。。。
という事で、野生動物少ないからって油断は禁物です、ワスカラン国立公園😂
むしろ野生動物より厄介な牛が大量にいるんで😂
にしても、日本から持ってきた大切なテントとかじゃなくて良かった。
不幸中の幸い。
ちなみにCebollapampaを出てすぐのところに、綺麗な湖が2つあります。
ここも観光スポットみたいなので、時間がある人はおすすめ。
ツアーだと寄るんじゃないかな。
撮影スポットに是非。
最後雑ですみません。笑
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