今日は日帰りで、La Piedra(シーギリヤロックみたいな巨大な岩)と、隣町のGuatapeまで行ってきた。
朝雨が降っていたので、10:00くらいまで待っていざ出発しようとすると、同室の韓国人の子が「La Piedra行くの?俺も一緒に行っていい?」と寝起き早々に行ってきた。
わかったからはよして。笑
駅前でスナックを買って腹ごしらえしたら、メトロで北バスターミナルまで。
La PiedraまではCOP1,300、GuatapeまではCOP1,400だったけど、我々はとりあえず先にLa Piedraを攻略しておきたかったので前者を購入。
バスは頻発しているみたいで、割とスムーズに出発した。
もう11:40だったけど。
中南米にはバスの中に物売りだったりチェリティーだったりパフォーマーだったり、色んな人をみるけど、コロンビアではスピーカー片手にラップや歌を披露するカラオケスタイルが主流らしい。
でも音痴な人ばっかりで、とてもじゃないけどチップをあげたいとは思えないww
1時間半もあれば着くと勝手に思っていたけど、片道2時間かかり、着いた時には13:40だった。
目の前には巨大岩がたたずんでいて、垂直な絶壁に長蛇の階段が。
「あ、あれ登るんだ。もろ垂直じゃん。どれだけかかるんだろ…」
バスを降りたところから、すでに階段は始まっていた。
ピエドラのスタート地点が標高が高いので、そこまで坂を登っていかなくてはならない。
最初は永遠に続いているように思われたけど、登ってみたら結構すぐだった。
そして登れば登るほど、町の全景が見えてきて興奮。
湖とグネグネとした地形が広がっている。
ラッキーなことに、天気予報は雨が曇りだったものの、時折雲間から太陽の光が差し込んで、ピーカンとは言わずとも時々暑すぎるくらいに晴れる瞬間があった。
曇り空の下でもそれはそれで趣がありそうだけど、どうせなら晴れて欲しいよね。天気が崩れる前に登ってしまわねば!
ゲートに着いたら入場料を払う。
なんとCOP18,000($7くらい)!高すぎ!
ゲートには標高や階段の数の情報が書かれていて、どうやら675段あるらしい。
遠くから見た感じと、数字だけみただけだと長く感じるけど、いざ登ってみると一瞬。
階段には25段おきに数字が記されていて、あっと言う間に「もう100段?」という風に登れてしまう。
途中疲れても、常に絶景が見渡せるので気分爽快。
頂上ではビールとアイスが待っているらしいので急いで登る(笑)
そしてやっと頂上へ!
頂上にはたくさんビールやアイス、フルーツなどが売られていた(高いけど)。
ビールの前に、とりあえず写真撮影!
まだ太陽が時折顔を出してくれていたので、明るい写真が撮れました。
写真を撮り終わったら、Club Colombiaの黒ビール買って乾杯。
なんとCOP5,000で、下界の2倍以上😂
強気だなおい😂
ゆっくりしたら、地上に降りてGuatapeまで行くことに。
トゥクトゥクで行こうかと思ったけど、降りた時にちょうどバスが来ていたので飛び乗った。COP2,000。
Guatapeまでは3.5kmほどなので、あっという間に到着。
メデジン行きの終バスは18:00発が最後みたいなので、先にバスチケットを買ってしまうことにした。
地図で見る限りかなり小さな町だったので、1時間もあれば足りるってことで16:40発のバスチケットを購入し、いざ町観光へ。
でもGuatapeの町、実際は1時間じゃ足りないくらい町並みが可愛らしく、見所がいっぱいだった!
どの家もカラフルかつ、ユニークなモチーフがいっぱいついてる!!!
羊?とか、蝶々とか、花とか、もう可愛すぎる!!!
この絶妙な色使い。和のデザインとは真逆を行くよね。
もう少しいてもよかったけど、帰りが遅くなりすぎるのも嫌だったので、予定通り16:40のバスで帰路へ。
帰りも2時間かかりました。
***
帰りにスーパー寄って、遅めの夕ご飯を作った。
夕食を食べながらFacebookを開いた。
するとわたしの友人がたくさんタグ付けられた写真とともに、彼の数々の友達が「一番優しい人だった。ありがとう。天国で幸せにね」という投稿をしているのを見た。
まさかと思った。
彼が大腸ガンということは、共通の友人から聞いていた。
去年の秋に見つかった時には、もうレベル4(末期)だったらしい。
でもいつもフィードで彼の写真を見る限り、本当に変わりなく元気そうで、彼がこんなに早くいってしまうなんて考えられなかった。
もちろん末期ガンなんて、余命数ヶ月なんてこと当たり前だし、「いつでも会える」なんてことありえないんだけど、どうしても本人以外は「まだ大丈夫」と信じようとしてしまう。
わたしも「南米が終わったら会いに行けるかな」なんて簡単に思っていたけど、何の行動も移さなかったわたしが愚かだった。
ニックはアメリカ人で、わたしが留学中に、ペアで留学生をサポートする”Pier”という現地学生だった。年もほぼ変わらない。
誰よりも優しくて、誰よりも穏やかだった。特にわたしの彼も含む、日本人留学生とは取り分け中が良かった。
共通の友人にこの事を聞いたら、彼女もやっぱり知っていて、「3週間くらい前に、もう長くないって連絡が来たよ。ニックも察してたんだと思う。電話したけど、なんて言ったらいいかわからなかった」と。
「いつでも会える」ということはない。
だからいつでも後悔のないように、会いたいと思ったら会いに行ったり、「ありがとう」とか「すき」とかって言わなきゃいけない。
去年も彼の同僚が交通事故で亡くなった。
彼も、なかなかいないような、誰よりも心がピュアで優しく、自然と人を愛する人だった。
なんでこうも、輝いている人ばかり早く去ってしまうのだろうと思うけど、そこからわたし達は学んでいく。
「まさか彼が」「まさか自分が」と思ってしまうけど、条件はみんな一緒。
「明日がないかのように生きろ」とよく言うけど、本当にその通り。
毎日、毎秒を生きなきゃいけない。
後悔のないように。
わたしだけでなく、ニックを知る人全員の心にぽっかり穴が空いてしまったし、目を真っ赤にさせたと思う。
再会がお墓なんて言うのはベストではないけど、いつかみんなで花を手向けに行きたい。
あぁ、涙が止まらない。
3月6日。
明日7日は、わたしの母の命日なので、忘れられない日になった。
あれから21年か。
Rest In Peace, Nick. This world will be less bright without you.
We will miss you. Thank you for everything, we all love you.
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