オアハカから8時間もあれば着くと思っていたサン・クリストバル、着いたのは出発して11.5時間後の午前10時だった…
隣の席が空いていたから横になれてよかったけど、バスは今までの旅至上最高に極寒で、今回に限ってサンダルで乗車したことを後悔。
夜行バスなのに、みんな凍えてて寝れないという…。
さすがにオアハカから終点のサン・クリストバルまで乗る人はバックパッカーと思われる計5人くらいだけだったけど。
まさか半日かかるとは。。。
単に冷房で寒いのかと思ったけど、バスを降りたらもう日が上っているにもかかわらずかなり寒かった。
地図で確認してみたら、今まで行ったメキシコの街で標高が2,000m以下なのはオアハカのみで(約1,500m)、サン・クリストバルまで来たらまた2,200mに戻ってた。
そりゃあ700mも上ったら寒いわ。
バスは普通に新しい大型バスだったけど、通気口があるのか?
エアコン遮断しても隙間風がめっちゃ寒かった。
宿のチェックインが一応15:00からだったので、ちょっとでも遅く行こうと思ってまずは朝食。
適当に公園にあったタコスの屋台に行って値段を聞いたら、タコス1個3ペソ(¥18)って言われた…
オアハカの出店がかなり割高(値段も高い上にポーションも小さい)のところが多かったから、最初は聞き間違えかと思ったけど、本当に3ペソだった。。。
大抵安くて6ペソだから、3ペソにしたら利益出るのかな…と思いつつ、他のお客さんの勘定を聞いていたらやっぱり1つ3ペソっぽい(疑いすぎw)
お腹が減っていたのと、今までのタコスで一番美味しかったから8つも食べたww
タコスってポーション小さいからペロッと食べられちゃう。
8つ食べても24ペソ(¥140)。
安すぎww
まだまだ早いけど、宿のインターホンを押してチェックイン。
まだ部屋は準備出来てないけど、荷物を置かせてもらえることに。
今回泊まったのはWanderlust Hostelというところ。
ドミで一泊140ペソ(税込)で、もっと安い宿あったけど、宿の評価が星9.9/10&写真で見た感じもめちゃくちゃ綺麗だったからここにした。
支度をしたらまずは町を散歩。
素敵なバイクショップのドレッドのお兄ちゃんに声を掛けられた。
サンクリストバルくらいの規模の町ならチャリ借りるのが効率良さそう(結局借りなかったけど!)
ここのワンコと遊んでたら全身毛まみれに。
大きなパトラッシュみたいな犬で、性格は猫みたい。
めっちゃじゃれて来て、足元に寝っ転がって甘えてくる。
おかげで毛まみれ。
それにしても、聞いていた通りファンシーなレストランとヒッピーまみれ。
ドレッドかボヘミアンパーマのロン毛で、麻・ナチュラル系の服着てる人まみれ。
ビーガンレストランもいっぱい。
かなり観光地化してるけど、かわいい雑貨好きで、素敵なレストランも楽しみたいって人にはいいかも。
そこら中に物売りと青空市も。
素敵なカフェやレストランでのんびりしようと思っても、テーブルまで物売りか物乞いがやってきます。
こんな感じで↓なかなかゆっくり出来ません。
まぁヒッピーがどうであれ、チアパスと言えばコーヒー!ってことで、さっき検索した中で良さそうなカフェへ。
まずは”5Elements”って所。お店の雰囲気からして美味しそうなんだけど、カプチーノ頼んだら普通の家庭用コーヒーメーカーみたいなので淹れられて、美味しくなかったw
でも一緒に頼んだシャーベット状のレモンチーズケーキが美味しかった🍰💖
お店も静かで、外からの日差しと風が心地よいので居心地は抜群◎お店のお母さんもいい人だった。
それから教会近くのマーケットを回って、街の西にあるビューポイントまで。
ビューポイントって言っても、たくさん階段上る割に周りの木が邪魔してあまり景色は良くない。
岩場とかも見えたから、きっとロッククライミングはあそこら辺でやるんだろうな。
ちなみにロッククライミングやらキャニオニングやら、色々ツアー検索してみたけど、どれもスペイン語のみ(英語通訳はアホみたいに高かった)のでやめました。
あーこうゆう時にスペイン語必要だなって思う。
帰りにCafe Oh La La! に行ってファンシーした。
サンクリストバル、ファンシーなレストランまみれで悲しくなるけど、カフェぐらいならいいかなと思って。
久しぶりに”ちゃんとした”ケーキ見た。
ちなみにこのカフェのあるブロック、隠れ家みたいなレストランが集結していて、中庭に入るとオシャレなダイニングバーがいっぱいあります。
誰か一緒に行く人がいるって方は是非…😂
翌日は隣村のSan Juan Chamulaへ。
毎週日曜日に大きなマーケットが開かれるため、一番賑わうと言うことを昨日(日曜日)の夕方に知って「やっちまった〜」と思ったけど、曜日に関係なく普通に賑わっていました。
というかチャムラに行く以前に、サンクリストバルの時点で朝からたくさんのマヤ系の先住民族で賑わってた。
朝ごはんを食べたら、街の北にあるコレクティーボ乗り場まで。
“Colectivo to Chamula”と乗り場に書いてあったのでわかりやすいです。
片道18ペソ。
そして30分もしないうちにチャムラに到着。
村の住民過半数が民族衣装を着ています。
マーケットで賑わってました。
田舎でも生鮮食品は都会と同じ品揃え。
ここの人は特に写真を撮られるのが嫌いと聞いていたので、なるべく遠くから撮るか後ろ姿を撮らせて貰ったけど、結局本人にわからなくてもそれを見た周りの人から「写真だめ!」と言われます。
男性は気にしない人が多く、笑ってる人もいるんだけど、女性は控えた方がいい。
この男性の集団の反対側に女性の集団もいたけど、カメラ持ってるだけで視線が気になったのでカメラを向けなかった。
100%嫌がられるから。
単にプライバシーの問題ではなく、本当に宗教的な観点(魂を盗られるとか)も含めてタブーなんだなと思いました。
だから撮りたい風景はたくさんあったけれど、カメラを出すこと自体控えた。
「観光客=悪」っていう印象をより強めたくないし、単純にエゴのために人の気分を害したくなかった。
後ろから何度も隠し撮り失礼しました。
マーケットを少し見たら、この村で一番の見どころとも言えるCathedral San Juan Bautistaへ。
入場料は25ペソ(ちょっと前までは20ペソだったみたい…)で、建物内は撮影禁止。
こちらは通常のカトリック教会とは全く異なり、中へ入ると別世界。
建物内は松ヤニ香を焚く煙と香りで満たされ、床には大量の松葉が敷き詰められている。
何千本ものロウソクが正面、通路脇、そして床にも灯され、信者たちが呪術を唱えている。
彼らの唱える呪術と、ギターとアコーディオンの流れるような音楽。
生贄の鶏とお供えのソフトドリンクも。
内部は薄暗く、窓から差し込む光に松ヤニ香の煙が光って、いかにも「それっぽい」。
サンクリストバルのコレクティーボ乗り場近くに、大量の松葉などのマーケットがあったのはそのためだったんだ。
確かに彼らが祈る先にいるのはキリストや聖母マリアだけれど、カトリックに元々彼らが信仰していた土着宗教が加わり、他では見れない光景だ。
ロウソクを床に何十本も立て、火を灯して祈りを捧げる人や、松ヤニ香を持って建物にある全てのものに煙をかけて行く人。
色んな事が同時に起きていて尚更不思議です。
撮影禁止でも、やっぱり勝手に撮る人は撮るようで。。。😓
一応建物内の様子は、グーグルで検索すると出てきます。。。
割と最近の写真もあった。。。
でも実際行かれる方は特に写真を見ずに行った方が良いでしょう。
それからまたマーケットをお散歩。
町中の女性がそこら中で編み物をしているのもあって、毛糸や毛皮などの服飾関連のものも多い。
ある程度村内を見終わったら、腹ごしらえ。
名前忘れたけど、タコスっぽいやつ。
生地はパリパリでピクルスみたいな野菜と、茶色いソースを塗ってた。
でもモーレソースではない。
でも美味しかった。
本当は隣村のZinacantanという村も訪れたかったんですが、チャムラからのコレクティーボはなく、タクシーで行くしかなかったようなので諦め。
一応クリストバルに戻ってからも探してみたけど、乗り場がイマイチわからなかったので諦めた。
でもチャムラで割と満足出来たので良しとします。
サンクリストバルに戻ってきたら、レビューの良かったカフェCarajilloへ。
暑かったので久しぶりに水出しコーヒーをいただきました。
まだ微妙に落ちきってなかったのに…申し訳ない😅
それからカンクン行きの2等バスのチケットを購入しにバスターミナルまで。
色々調べた結果、カンクン行きの長距離バスは強盗に遭う確率が高く、1等だけでなく2等でも遭うらしい。
でも価格が2倍近く違うから、どうせ運次第の問題なら2等でいいかなと。
まぁ飛行機が確実なんだけど、フライトを買うってなると隣町までのコレクティーボとか、空港⇄市内の移動等も色々手配しないといけないので、もう保険の力と自分の運を信じてバスで行くことにした。
ちなみに2017年12月現在、600ペソです。
どんどん値上がり中のようです。
そして移動時間、20時間はかかるみたい。
久しぶりだな、20時間もバス移動するの。
でも今まで何回も丸一日かけて移動したけど、そう言えば大抵寝台だったな。
ただの古い2等バスで一日過ごすのは初めて。
耐えられるかしら。
続く。
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