Cerro Castilloのトレッキングが無事に終了したので、ここから一気にボリビアのラパスを目指します!
何でかって、フィッツロイトレッキングを共にしたシュウヤ兄さんとノリで「え、南米来てワイナポトシ登らないとかある?」と、ワイナポトシ登山(6,088m)をすることに決めたから。
というか、ほぼわたしの推しで。
「え、登らないならわたし1人で行きますよ。別にいいですけど〜」という感じでw
わたしは自由人だけど、シュウヤ兄は帰国予定があるので、彼のスケジュールに合わせてチリからラパスに飛んじゃうことにした!
そんな彼はカラファテで一旦別れた後、イグアスへ行き、さらにイースターを挟むという中々の荒技(これも直前に決めた)に出てるんだけど。
ラパスでの再会を約束しているのです。
Castilloのトレッキング(というかほぼ移動)に相当時間を取られたので、Puerto Monttまでバスで行き、そこからサンティアゴ乗り継ぎでラパス入りすることにした。
ただ、ここからPuerto Monttに行くには一旦Coyhaiqueに出なければならない。
ということでまず、Villa Cerro Castilloの村からCoyhaiqueまでの移動。
ここはもうヒッチハイクで。
実はなんだかんだ、ヒッチハイク1度もやったことない。
アルゼンチンはまずヒッチハイク文化ないから難しいし、Tranquilo周辺は交通量少なすぎて諦めたし、他の国でチェレンジしたことはあるけど、つかまらなかったし。
で、ヒッチハイク天国のチリで且つ、Castillo〜Coyhaiqueというわずか100km足らずの短距離なので、これはヒッチハイクデビューには最高の条件!ってことでいよいよ挑戦することにした♩
いざ掴まらなくても、12:00頃にTranquilo発のバス来るし。
朝はゆっくり焚き火して、遅めに出たんだけど、バス停に行くとずっと先に出ていたイスラエル人コンビとフランス人バックパッカーが。
フレンチの子はなんと1時間半もやってるけど、全然掴まらないんだとか。
みんな口を揃えて「ここのヒッチハイクは楽勝!」って言っていたのに、難しいの?!しかも交通量めっちゃ少ないし…
難しいって聞いたから最初はみんなと雑談していたんだけど、丁度来た車にヒッチハイクしたら、なんと止まったww
バックパッカーのカップルで、車を買って南米をラウンドしてるんだとか。
やっぱりローカルより同じ旅人の方が停まってくれやすいみたい。
彼らはCoyhaiqueまでは行かないらしいけど、途中地点まででOKというわたし以外の3人だけ載せて(ほぼ2人分のスペースしかなかった)、「GOOD LUCK!」ってみんなに言われながら見送った。
で、彼らが去った直後に通りかかった車にサインを出してみたら、なんと止まったww
うそwwwこんなに簡単でいいの?!www
彼はローカルのおじさんで、彼もCoyhaiqueではなく、Puerto Ibanez(Chile Chicoと湖挟んで対岸にある町)までしか行かないみたいだけど、分岐まで行ってそこからヒッチハイクした方が、車の数もちょっと増えるから確率も高くなると勧められたので、乗せてもらうことにした。
やったあ〜〜〜〜
始めてのヒッチハイク、あっさり成功♩
スペイン語そんなに話せないのが申し訳ないけど😅
そして分岐まで来たら、なんとさっきのフレンチの子が。
どうやら彼もCoyhaiqueに向かうようで、ここで降ろして貰ったらしい。
おじさんにお礼を言って別れたら、その子と話しながら次の車を待つ。
それにしても車が少ない。
ちなみに彼、イスラエル人大嫌いで(イスラエル人と言えば、真夜中にいきなりパーティーし出すのが常)、なんとさっきのイスラエル人カップルに「でも俺イスラエル人嫌いだから」って本人たちを目の前に言ったらしいww
ということを、さっきイスラエルコンビからも愚痴られてたんだけどw
「まじイスラエル人は常識ない。ありえない。さっきのやつらも常識なさすぎた」って言われ、わたしも苦笑いだったんだけど、今夜Coyhaiqueで泊まったキャンプサイトは深夜にフレンチ3人が戻ってきてパーティー仕出し、人のテントの周りでも普通に話したりしていたから「おいおい」って思った。みんなお互い様だよねw
あと、パタゴニアは歴史的にイスラエルと敵対しているみたいで、バス停のあらゆるところに「イスラエル人は消えろ、国に帰れ」「パレスチナを解放しろ」とか、ユダヤマークにバツが付いたものが描かれていた。
パタゴニアとイスラエルの関係は知らなかったからいい勉強になったけど、それにしても攻撃的すぎるよね。
嫌悪はまだまだなくならなそう。
話は戻って、やっと車が来た!と思ってサインを出したら、なんとこちらも停まってくれた〜〜〜〜〜💖
これは間違えなく、わたしが運を持っているんだと思う。そう思いたい。
だって彼1時間半だけど、わたし5分だもん。
「Coyhaique?行くから乗るなら乗って!急いでるんだ!」とおじちゃんに言われ、「あざます!!!!!!」と言ってささっと乗車。
フレンチの子はサンティアゴで働いていて、スペイン語もペラペラだから、ドライバーのおっちゃんと会話してくれて助かった。
ずっと黙ってるのもやだしね。
途中工事現場もあったけど、かなり飛ばしてくれたおかげで1時間ほどでCoyhaiqueに到着した。
まだ12:00!やった〜〜〜
毎日14:00発のPuerto Montt行きのバスがあるみたいだけど、基本的に長距離バスは当日券販売がないパターンが多いので、ダメ元でバスターミナルへ。
Queilen Busが運営してるみたいなんだけど、なんとQueilenのオフィスだけ人がいない…
なんで…シエスタ関係ないじゃん…
もう待てないから、もう一つPuerto Montt行きのバスを出しているBecker社のオフィスまで行くことに。
ただBecker社のオフィスはターミナルになく、中心街の方まで歩かなきゃいけない。
まあ15分くらいだけど。
で、オフィスに着いたら「今日はもうないよ。つい40分前に出たばかり。」と言われ、明日のバスを聞いてみたら「明日はないの」との回答。
え!どんなに遅くても明日には出ないと間に合わないんですけど!
そこで「明日プエルトモン行きのバスを出している会社ってありますか…?」と聞いたら「Queilen社があるわ。バスターミナルでチケットが買えるわよ」と…😂
もう仕方ないから、ターミナルに戻って窓口が開くまで待つことにした。
どうあがいても今日はこれ以上移動出来なさそうだし。
せっかくヒッチハイク神的にスムーズに行ったのになあ。
まぁ楽しかったからいっか。
待つこと20分ほどで、オフィスのお姉さんが戻ってきたので急いでチケットを購入。
やっぱり当日券は無理だった。明日の便で、40,000ペソ。
無事チケットを手にいれたところで宿探し。
朝から雨だったので今日はホステルに泊まろうかとも思ったけど、雨が止んできたのでmaps.meでキャンプサイト探して適当に当たってみた。
最初行ったところは6,000ペソと、キャンプサイトにしては高いんだけど、オーナーのお母さんいい人だったし、何よりキッチンもWiFiも完璧だったからここにした。
どっちにしろホステルより安いしね。
Hostal Nattiというところです。

雨は降ったり止んだりだったけど、丁度雨が当たらない木の下にスペースを見つけたので、そこにテントを張ったら、撤収時も全く濡れていなくて楽だった♩
Coyhaiqueはそんなに大きな町ではないんだけど、山泊してた側からすると大都会。
さっきフレンチの子と歩いている時も「見て…信号機ある…車がいっぱい走ってる…!」とか言って笑ってました。
なので当然、久々のUnimarc(大型チェーンスーパー)に大興奮。
しかもここのUnimarc、なかなか大きかった。食材調達し放題。
食材があってもずっとキャンプ用の小鍋で出来る料理しか作っていなかったので、思う存分食べたいもの買って料理した。最高。
WiFiサクサクだったから、映画見たりして。
ラパス行きのフライトも問題なく確保出来て安心した。
***
そして翌日、14:00発のバスでいざ、Puerto Monttまで。
ほぼ24時間の旅……さぁどう時間を潰すか。
地図を見て見れば当たり前なんだけど、CoyhaiqueからPuerto Monttの間は、フィヨルドのようなグネグネの地形が広がっているため、直通の道路はない。
つまり、フェリーかフライトでの移動が一般的になる。
その事を考えていなかったわたし。
Coyhaiqueを出てすぐうたた寝をしていたら「イミグレだよ〜」と起こされた時は「へ?」ってなった。
わざわざアルゼンチン通るのか!
つまり、バリローチェまで登ってから、またチリに戻ってプエルトモンに行くと言うわけ。
往路でプエルトモン→バリローチェ→エルチャルテンとバスで移動したわたしには、どれだけ長いかがわかる。
それが今回は乗り換えなしで一気に…先は長い。

ちなみに常に映画流してたけど、字幕も音声もスペイン語だった。
Chalten TravelとかMergaは英語だったのにな。
あと、夕食にサンドイッチとジュースが配られただけ。
朝ごはんクッキーとジュースだけだし。
自分でサンドイッチ作ってきてよかった。
出発から22時間半でプエルトモンに到着し、早速空港行きのバスチケットを購入。
Andes Tourという会社が運営していて、プエルトモンの市内から空港まで2,500ペソ。
時刻表撮ってないけど、一時間に一本くらい運行していました。
というか、各フライトの時間に合わせて運行しているので、15:00発の次は18:30発とギャップがあったけど。
わたしのフライトは0:00頃だったけど、ギリギリまで町に居たところでやる事がないので、18:30のチケットを購入しました。

5時間ほど時間があったので、スーパーでお買い物して、湖畔前の公園でピクニック。
フライトに持ち込めないけど地味にガスが余っていたので、勿体無いってことでお昼ご飯をガスストーブで作りました。
昼間っからワイン飲みながら自炊してる外人を見て、地元の人も興味深々。
珍しく物乞いさえもやってきた。
空港までは15kmくらいしか離れていないのに、帰宅ラッシュの時間だからか到着まで1時間近くかかった。
小さい空港だけどWiFiサクサクで、チェックインまでいい感じに時間潰せました。
LATAM航空で、サンティアゴ乗り継ぎだったけど、荷物はラパスまで直行だった。
めっちゃ不安で何回も確認したけどw
ラパスで落ち合うはずのシュウヤ兄さんと久々に連絡を取ったら、なんとサンティアゴ発の便がまさかの一緒だったw
「到着時間一緒くらいだからラパスの空港で会おう」とか言ってたけど、余りにも条件が一緒だったので確認したらやっぱり。
なのでサンティアゴ空港で落ち合う事になりました。
カラファテ以来ずっとテン泊なのと、長時間移動続きと寝不足でヘトヘト。
ラパスで体調崩しませんように。
初日の出費:¥9,500
・Coyhaique-Puerto Montt:CP40,000
・宿代:CP6,000
・食費:CP9,114
2日目の出費:¥255
・食費:CP1,450
3日目の出費:¥1,120
・Puerto Montt-Airport:CP2,500
・食費:CP3,390
・トイレ:CP450


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