【グアテマラからエルサルバドル】国境越えでまさかのトラブル（世界一周265日目）

今日は５週間滞在したグアテマラを去る日…🥺

寂しいよーーー！！！

友達の家でずっとまったりして、久々お料理楽しんだり、スペイン語学校楽しんだり、猫と遊びまくったり（笑）、とにかく居心地が良すぎた😭

南米終わったらまた戻ってきたりして。笑

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朝7:00に起きて、一緒に朝ごはん食べて、友達が御用達のタクシードライバーさんがお迎えに来たら、みんなでグアテマラシティへ向け出発！

人生で一番仲良しになった猫、ウンパさん（チャーリーとチョコレート工場のウンパルンパより命名）とお別れ。

寂しすぎる🥺

ウンパさんは、わたしの友達がサンタクルス（アティトラン）に住んでいた時にお世話になっていたホテルで飼われていた猫らしく。

でも食事中にテーブルの上に登ったりするのが、オーナーさんが耐えられず、引き取り手を探していたらしい。笑

そしてアンティグアに一緒に引っ越してきた。

今はすっかり家猫になっておデブになってしまったけど🤣

いつもは友達の部屋で寝るのに、昨日はわたしが去ることを感じ取って一緒に寝てくれた。

寝る時間になったら部屋で待ってて、ドア開けといても友達の部屋に戻ろうとしないから、布団に入ったら一緒に寝てくれた。

いつもは足元なのに、今日は顔の横で。嬉しかったな🥺💖

昨日の夕飯の時もずっとにゃーにゃー言って、わたしの椅子に一緒に座ってたし。

猫ってなんで人の心を察することが出来るんだろう。関心する。

また会いに来た時に覚えていてくれますように！

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話は戻って、グアテマラシティ到着。

わたしは14:00発のエルサルバドル行きのTICAバスに乗れれば後は問題ないんだけど、わたしの友達が２人とも病院行ったりイミグレのオフィス行ったり薬局行ったりやる事だらけだったので付いていった。

旧市街の方を中心に回ったんだけど、昼間っから治安悪そうな雰囲気。

「あ、ここだめなやつだ」というくらい、スラム街感たっぷりな通りがいっぱい。

これは歩けないわ。

スケジュールさえスムーズにいけば、彼らが今日行く予定の１つ、”Happy Mart”というアジアンマーケットに一緒に行けるはずだったんだけど、結局わたしのバスに間に合わなそうだったので、カフェでブランチだけしてお別れすることになった。

彼ら曰く、グアテマラシティは”ヒップスターストリート”と言われるヒップでシャレ乙な人たちが集まるエリアがあって（といっても、ほんの１ブロック笑）、素敵なカフェやアートギャラリーが集まってる。

せっかく通りかかったので、そのうちのカフェで食事することにしました。

ごはんは普通に美味しかったけど、ここで飲んだカプチーノが史上最高に熱くて飲めなかった（熱湯並み）w

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食事が終わり、友達それぞれが次の用事を済ませるために降車。

それぞれとハグして、再会の約束をして別れた。

３週間も一緒にいてくれて、本当に感謝。

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それからTICAバスのバスステーションに行く前に、Mac Bookのチャージャーが壊れたため（またここで思わぬ出費！）、ドライバーさんにお願いしてIShop（Appleの正規取扱店）へ。

Appleの正規取扱店と言えば、スリランカでiPhoneを買った際にカードのスキミングに遭って、若干のトラウマが残ってる。

ここでまたスキミングに遭ってカード再発行とかになったら完全なネタだな〜。

って言って本当になりませんように…

で、チャージャーのお値段は地味に約$100😭痛すぎるー😭

コード接続部分、テープ貼って保護してたつもりなんだけどな😭

でもアンティグアにApple商品の取扱店はないし、もちろんAmazonみたいな通販もないのでこうするしかない。

ネット通販が出来る国ってなんて便利なんだろう…。

特に田舎もんには大変助かります。

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あと色んな国に当てはまるけど、国民が働き者でない国だと何をするにも時間がかかる。

今日も友達がイミグレ関係の手続きでオフィスに言ったら「わたしはわからないから、明日また来てください」って言われたそうな。

こうゆう国だと「わたしの責任じゃない」「あの人に聞いて」「わかったら連絡する」のオンパレードで、たった１つの物事を処理するのに永遠に時間がかかるのです。

オーストラリアもアメリカもそうだった。

まずコールセンターなんて出ない確率の方が高いし、出ても「わからない」ばっかり。

その点で日本は神だと思う。本当に。

何度も言うけどw

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無事、TICA BUSのオフィスに到着し、ドライバーさんにお礼を言ってチケットカウンターへ。

本当はサンサルバドルまで買って、あとはローカルで行こうと思った（全部ローカルでもいいけど、乗り換えが多すぎる＆治安が悪すぎるのでTICAにした）。

でもカウンターのおっちゃんに「ニカラグア行くの？もしレオン行くなら、サンサルバドルからレオン市内直行のバスは少ないから、一緒に買った方がお得だよ」と言われる。

レオンまで行くバスは大抵、街中まで行かずに手前の大通りで降ろされるらしいから、こっちの方が楽なんだとか。

レオンの方がマナグアよりも全然移動距離少ないのに、値段が$1高いという謎だけど、エルサルからまたホンジュラス通ってニカラグア入るのも面倒くさいな…と思って、結局勢いで買ってしまった。

「$1でも安く…」という、あの頃の貧乏バックパッカーポリシーは何処へ行ってしまったのだろうか。笑

チケットを買ったら、バスの出発まで時間があったので市内をお散歩。

バスターミナルは新市街にあるので、昼まであれば散歩するのに特に問題はなし。

さっきまでいた旧市街（写真ないけど…）とは違って道路も広いし落書きも減った。

でも相変わらずどのお店も鉄格子まみれ。

露店はほぼない。

飲食店も、ほぼテイクアウト製。

グアテマラと言えばそこら中でトルティーヤの生地を焼いているのを見るけど、みんな鉄格子の向こう側で焼いているから変な感じ。

常に周りに危険があって、何をするにも閉じこもっていないといけないなんて、何だか切ない。

スーパーに入ってみたけど、閑散としていた。

店員さんはみんな「こんにちは〜。何かお探しですか？」って声を掛けてくるあたり都会に来た感じがするけど、店内は薄暗くて人気がなかった。

ちょうど引き返した時に、ペピアンを売ってるお店があったのでテイクアウトすることに。

トルティーヤとご飯付きでQ9。

昨日食べて以来はまってしまったペピアン。

もうグアテマラを去ると言うのに。

もう少し早く出会いたかった😂

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そして14:00、定刻通りグアテマラシティを出発。

TICAバス、高い割に居心地は普通。

WiFiあるけど弱い。USBケーブル有り。

あと、やっぱり安定の冷房ガンガン。

ルートによっては食事・ブランケット・スクリーン付き。

映画はスペイン語だけど、知ってる映画なら楽しめるかも？

そしてエルサルバドルとの国境の町到着〜！

荷物チェックはないので（警備員がバスのトランクを開けて目視するだけ）、パスポートだけ持ってイミグレへ。

で、列に並んでる時に、今まで行った国のスタンプを見ていた時にふと思う。

「あれ、そう言えばグアテマラのスタンプどこに押してもらったんだろう？」

そして自分の番が来て、いつも通りサラッとパスポートを渡すも、わたしだけやけに時間がかかっている。

「君、グアテマラから来たんだよね？グアテマラの入国スタンプどこ？」

え？まじでないの？

嘘でしょ？

信じ難く、パスポートを返してもらって何度も見直す。

……本当にない！！！

とりあえず列の後ろの人に順番を譲るも、気付いたらわたし１人に。

みんなバスに戻っていく。

見守っていた運転手が異変に気付いて事情を話す。

暫くしてからイミグレのおじちゃんが一言。

「300ケツァール払ったらスタンプ押せるよ。」

…え？

ほぼ理解してたけど、認めたくなくて、スペイン語わからないふりしてスルーしてたら、英語で言われた。

「グアテマラの入国・出国・エルサル入国のスタンプそれぞれ100ケツァール。じゃないと通せない。」

は？！

そんなんグアテマラのイミグレのおっさんの怠惰で押し忘れたスタンプの為に、何で何も悪くないわたしがQ300もはらわなきゃいけないわけ？！

意味わからん！！！！！

しかももうケツァール（現地通貨）持ってないし！170しかないんですけど。

ATMないの？

必死に抵抗しようとするも、ここでドライバーが

「じゃあ君ここに残りたいんだね？僕らもう待てないから行くよ。それじゃあ。」

とか血も涙もないこと言ってくる。

これには本当にがっかりして（いや、おじさんにお金出してとは言わないけど）、こんな時に困ってる人を全力で助けようとしてくれたヨルダン人をふと思い出した。笑

イライラと絶望でとうとう涙を流すわたし。

悔しすぎる。

でもここで置いていかれるわけにはいかない。

この騒ぎに、どこからともなく怪しい両替商っぽいおっちゃんがやってきて、英語話せるから通訳してあげると言ってくる。

「とりあえずATMはないから、そこの両替商でドルを交換するしかない。Q300なら$40両替するんだ」と言ってきた。

でもおっちゃんの言い分は間違ってないし、もう１秒たりともぐずぐずしてたらガチでドライバーに置いていかれそうだったので、レートは泣けるくらいにくっっっそ悪いけど、とりあえず両替商で両替。

というかなんで国境なのにドルが使えないのかが謎。

グアテマラもエルサルもドル使える場所あるのに。

するとむやみにさっきの英語話せるおっちゃんが、両替したQ300を手にとって、数を確認するふりしてとりあげる。

「100、200、300ケツァール。OK?」と。

でもこのパターンは絶対どっかの隙に金をポッケに入れる可能性大なので、何度もおっちゃんから金を取り返す。

けどまた「これを隣の銀行に持って行って領収書を発行してあげるから！」と、金を取って付いてくるように言われる。

怪しかったけど、イミグレの人たちに聞いても「隣の銀行行って」と言われたので付いて行った。

気付いたらパスポートがなくなっていて（いつの間にかおっさんがとりあげて銀行に持って行ってた）めっちゃ焦った。

こんな問題起きてる時にパスポート失くすとか。

トラブルにあうと注意力下がるな…。

そしてイミグレのカウンターに戻ってパスポートと領収書を渡すと、イミグレのおっちゃんからまさかの一言。

「君、200ケツァールだけ払ったの？」

は？？？？？？

みんなの視線はさっきの怪しいおっさんに。

本人はわざとらしく、ポケットに入っていた”ありったけの”お金をだして「取ってないよー！」とか言ってるけど、絶対取られた。

ひどすぎる。

人が困ってるのを利用して金を取る。

火事場泥棒。最低や。

でもとりあえずグアテマラの出国スタンプは押して貰ったので、泣きながらバスに戻る。

みんなずっとバスの中で待っていて「あのアジア人何やらかしたんだよ全く」ってイライラしてただろうな。

申し訳ない。

***

そしてエルサルバドルの国境に到達。

ここではバスを降りずに、イミグレの職員がバスの中にパスポートのチェックをしに来る。

でも、ここでグアテマラの入国スタンプが無いことをまた問いただされ、一緒に来るように言われてバスを降りる。

そこではドライバーと乗務員、他のイミグレの職員何人かがいて、なんと

「残念だけど、君は今日エルサルバドルに入国できない。グアテマラシティに戻って、イミグレーションのオフィスで特別な移民許可スタンプを押してもらわないと、グアテマラを出てはいけない」

と……

もう絶望的すぎて、色んなことが頭をぐるぐる…

まぁ今日エルサル入れないのは問題ないけど、これからグアテマラシティ戻ったら夜だよな…

夜のグアテマラシティ行きのチキンバスとか、治安考えると終わってる…

しかも宿探さないといけないし…

どうしよう…

とりあえず黙ってどうすればいいかだけ聞いていると、英語をちょっと話せる職員が声をかけてくる。

「君、この後はニカラグア通ってコスタリカ行くの？５日間以内でコスタリカ入れるなら、ニカラグア行っていいよ。」

え？

最初は彼の英語がよくわからなくて100%理解出来なかったけど、わたしのこれからのルートを説明したら、今日このままバスに乗ってもいいということになった。

事情を説明している時も、このままエルサルバドルに行けるってなった時も、ずっと泣いてた。

泣き虫なんで。

それから職員に、「とりあえず僕が今からグアテマラのイミグレに戻って、特別許可のスタンプだけ貰ってくるから、バスの中で待ってていいよ」と言われた。

さっきまでスペイン語通訳をして助けてくれた優しいバスの乗客たちが、バスに戻ってきたわたしを見て「よかったね」と言ってくれた。

みんなに事情を説明して「急いでるのに本当にごめんなさい」と言って、座ってポロポロ涙を流しながら待った。

わたしを助けてくれたたくさんの人たちへの感謝と、このまま予定通りに進める安堵感で泣く。

でも一番助けてくれたグアテマラ人の父ちゃんが

「ドライバーが『もう大丈夫だから。君が泣いてばっかりなのにはもううんざりだから泣くのをやめてくれ』って言ってるよ」って教えてくれた😂

でも申し訳ないけど、泣きたい時くらい泣かせてくれよー😭

TICAバスの乗務員、どこの国出身か知らんけど、基本的に人情がない😢

結局こういう時に一番優しいのは旅人なんだよね。

みんなありがとう。

そして夜10:00頃（多分）サンサルバドルに到着。

初めてのTICAバスのターミナルのホステルに泊まります。

***

そうそう。

ニカラグアのオフィスのおじさんには、レオンに行くならサンサルバドルにある２つのターミナルのうち、１つめののSan Benitoで降りるんだよって言われたんだけど、バスのスタッフにも助けてくれたグアテマラ人のおじさんにも、終点のSan Carlosで一緒に降りるように言われて降りた。

チケットには”San Benito”って書かれていたから不安だったけど、わたしが無事コスタリカに抜けれるようにお世話してくれた２人の言うことなので信じた。

ちなみにほとんどの外国人はSan Benito利用で、San Carlosの利用客はほぼローカルの人なんだけど、その分値段も２倍くらい違うみたい。

San Carlosの宿は、シングルでシャワー＆テレビ付きで$12.5でした。

タオルと石鹸くれるし、安い方だと思う。

明日のバスは午前３時初で、何故か２時にはチェックインしなきゃいけないらしいから、急いでシャワー浴びて３時間だけ寝た。

でも丸２日移動だから、シャワー浴びて横になれるだけでもありがたい。

明日はトラブルなくニカラグアに入れるといいなあ。

お疲れ様でした🙏