朝3:30発のバスで、サンサルバドルから、ニカラグアのマナグアへ。
3:00発と言うのに、何故か2:00には起こされる。
あともうちょっと寝させてくれてもいいのに( ´-ω-` )
TICAバスの宿は、チェックイン時に乗り換えのバスの時刻を確認して、寝坊しないように起こしてくれる。
昨日のグアテマラ入国スタンプ事件のせいで、エルサルバドルもホンジュラスも何も見れないままスルーになるけど仕方がない。
とりあえず車窓からの景色でその国の雰囲気を味わうしかない。
世界トップの治安の悪さ、凶悪都市のひとつサンサルバドル。
車窓からずっと眺めた深夜のサンサルバドルの風景は忘れない。
見れば見るほどに「あ、これ絶対に歩いちゃいけないやつだ」と感じるほど、見るからに危険オーラしかない。
首都だと言うのに、旧市街地は特に真っ暗闇。ポツポツと街灯が道路を薄っすらと照らしているだけで、ひと気が全くない。
建物の中を覗いても「誰も住んでないのかな?」と思うような真っ暗な家々が並ぶばかり。
そしてどの家もボロボロに朽ちている。
もちろん格子に覆われている。
治安がいい町はどんなに暗くてひと気がなくても、空気で「大丈夫だな」ってわかるんだけど、サンサルバドルはもう「いちゃいけない」という空気むんむんだった。
アメリカンフランチャイズが並ぶ新市街の方(なんと他の国では見なかったミスドがここにはあった!)は明るくて、そこまで治安が悪そうな感じはないんだけど。
昼間はきっと大丈夫なんだろうな。
ニカラグアのマナグアも悪名高くて有名だから、これほどの凶悪都市2つを移動することも今後ないだろうな。
辺りが明るくなり、ホンジュラスの国境が近づいてきた所で朝食。
そして食べ終わった頃にホンジュラス国境到着。
本当にこの国のことは何も知れずに終わっちゃうなあ。
コパン遺跡は行くか迷ったけど、遺跡だけ見たところで何の収穫もないまま終わってしまいそうだったからやめたんだよね。
イミグレのおじさんに「なんでホンジュラス寄らないの?!」って言われて事情を説明した。
でもわたしみたいに滞在日数に制限がかかってない人でも、大抵の人はスルーするんだろうな。
ちなみにパタゴニア行くって言ったらおっちゃんが、「パタゴニアはビッグフットって意味だよ」って教えてくれた。
ホンジュラスもきっといい人ばっかりなんだろうな。
またいつか。
グアテマラ〜ホンジュラスは何の荷物検査もなくあっさり入国出来たけど、ニカラグアは荷物検査があった。
エルサルバドルとか、バスのトランク開けてパッと見て終了だったし。適当w
ニカラグアの国境はこんな感じで平和。
チャリやバイクで旅してる人が何人か。いいなあ。
そして午後3時頃?(うろ覚え)マナグアに到着。
ここからタクシーで街のバスステーションに出て、そこからグラナダ行きのバスに乗るつもりなんだけど、わたしと同じく街までタクシーで行くというビジネスマンに
「こんな所危ないからいちゃだめだ!グラナダに行くなら、そこまでタクシーで行った方がいい!全財産持ってるって丸わかりなんだから、ローカルバスなんてわざわざ危険をおかすことはないよ」
と止められた。
でもこちらもそのリスクを承知の上でバスステーションに行く。
ここは自己責任だからしょうがない。
なのでバスステーションまでこのおじさんと同じタクシーに乗せてもらった。
$3。
危険回避出来るなら安い。
タクシーを降りる時も「このバスだよ、絶対誰にも付いて行っちゃだめだよ!」と心配してくれた。
危険都市に行くと、ローカルの人が本気で心配してくれる。心配かけて悪いけど、本当にみんな優しい。
ニカラグア発のミニバス。ドキドキ。
マナグアを無事に脱出出来ますように。
***
そして日が沈むと同時にグラナダ到着。
宿予約しておいてよかったー。
一気に観光客が増えて、日が沈んでも明るく、人で賑わっている。
やっと少し気が抜ける。
***
今回泊まったのはAmy’s Hostelという所。
居心地はまぁまぁだったけど、グラナダではよくあるのか、工事のために断水でシャワーが浴びれなかった…
でも昨日から長時間移動で疲れてて、結構汗かいたから浴びないわけにはいかない…
だから無理を言って、貴重な水をバケツ半分わけて貰って、体だけ洗った。
明日の朝には復活するみたい。
***
荷物を置いたらローカル食堂探し。
地元のおじちゃんに「安いレストランある?」って聞いたら、普通に観光客向けのレストランにつれていかれた😅
でもやっと見つけたと思ったローカル食堂も、決して安くはなかった。
グラナダは物価高いのかなぁ??
ニカラグア入って急に暑くなったので、迷わずビール。
湿度が高くてむわっとした暑さです。
翌日は、グラナダの南にある湖にある、火山で出来た島 Isla Ometepe(オメテペ)まで。
結構移動で時間潰れるのに、日帰りで行くことにしたわたし。
今思えば、どうせこの後コスタリカなんだからそのまま荷物持って泊まればよかった。
アホすぎる〜😭
今までいくつかの島に行ったとき、大きなバックパック持ち込んでるのは自分だけで、周りはみんな軽装っていうパターンが何回かあったから勝手に怯えていたんだけどw
普通にバックパッカーいっぱい居た。
やっちまったなこりゃ。
まずバスに乗る前に、グラナダの街並みが一望出来るという教会の天辺まで登ることにした。
入場料$1。
泊まっている宿から1ブロックしか離れておらず、道中にあったので。
そしたらこの景色✨
昔ながらの瓦屋根が広がる。
カメラ持ってきてもよかったな。
キューバのトリニダーを思い出すなぁ。
街並みと、教会と、海(ここでは湖)が見える景色。
それから、フェリーポートのある町Rivas行きのチキンバスに。
市場の近くに乗り場があります。
この日は乗ったらすぐに出発したけど、翌日また利用した時は客集めに1時間半も待たされた。
何でも早め早めがいいってことね。
Rivasまでの道中の景色もなかなか綺麗だった♩
椅子ではなくバスの前方の台に乗せて貰えたから、景色を存分に楽しめた😊
Rivasのバスターミナルからフェリーポートまでは結構な距離があり、タクシーで行くのが一般的なんだけど、わたしは一人だからどうするか迷っていると、ちょうど一人旅をしていたカナダ人女性がいたので一緒に同乗させてもらうことになった。
ちなみにここでもやっぱり、ドライバーはぼったくろうとして来ました。
タクシーを紹介してきた人は一人NC50って言ってたのに、ドライバーは2人で$10って言ってきた。
もちろん無視してNC50だけ払ったけど。
フェリーは1時間おきくらいに出ているんだけど、タイミング悪く11:30のフェリーを逃してしまったので、12:30のフェリーで向かうことに。
復路のフェリーの時間を考えると、島に居られる時間は3時間くらい…
大丈夫かな…
そしていよいよフェリー出航。
ものすごい風と波の荒さ(まるで海)で、船は大きく揺れてスプラッシュしまくり。
わたしは天井の席にいたけど、水しぶきが激しすぎて思いっきり濡れた。
みんなではしゃいで楽しかったけど😆
オメテペ島は湖の地下から盛り上がった2つの火山から成っていて、火山に囲まれているグアテマラのアティトラン湖とは真逆。
あと、こっちは常に茶色く濁っているので、景色は全く違っている。
カリブ海からの風が火山に当たってできた雲が、火山からもくもくと伸びていて面白かった。
オメテペに到着したら、すぐにレンタサイクルショップを見つけたのでレンタルした。
1日$5。
残り3時間ほどで行ける範囲はかなり限られているけど、ショップで貰った地図を頼りにサイクリング開始。
時間があったとしても、チャリで行ける範囲は限られてくるから、大抵みんなスクーターをレンタルしてる。
でも免許がないわたしは何かあったら大変なことになるのでチャリにした。
スクーターがあれば滝も何箇所か回れるはず。
とりあえず東に向かって進む。
町を離れると何もなくなり、草木に囲まれた道がひたすら伸びる。
さっき見てた火山、横から見るとこんな感じ。
雲が出来ていく様子がよくわかります。
1時間半くらい漕いだら、観光地の一つのCharco Verde(バタフライガーデンがある)に到着。
でも予想通り入場料がかかるので、結局何も見ず引き返すことにした。
この先には滝のある森があるけど、ここから登りがきつくなっていくので、時間がないわたしは諦めた。
でもサイクリング自体が楽しめたから良しとする。
そして暑すぎて途中でに水とアイス買った😋
***
町に戻る前に、道中で見かけた美味しそうなローカルレストランへ。
揚げバナナや豆が添えられている、典型的な中米料理だけど、ここのは全部フレッシュで美味しかった!
ビールと一緒に。
あとご飯とセットで付いてくるフルーツジュース。
セットで付いてくるって割にかなりのボリュームだよね。
そして最後のフェリーで帰路へ。
ちょうど夕暮れの時間帯で、美しい夕日が観れたのと、パッと島の方を見ると2つの虹が!
しかも縦!!!
中米は雨が多い分虹をたくさん見るなあ。
2つの火山から出来た面白い形の雲が夕日に照らされて、とっても綺麗でした◎
リバス側に付くと、タクシーのおっちゃんが「グラナダ?」と声を掛けてきた。
グラナダに行くけど、バスで帰るからバスターミナルまででいいと伝えて乗車。
そしてバスターミナルに着くと……
バスが1台もない!!!
そして真っ暗!!!!
そしてドライバーに「もう今日はグラナダ行きのバスはないよ。$40で連れてってあげれるけど」と言われた。
40ドル???!!!
絶対ウソ!!ぼったくりでしょ!!
マナグア行きのバスはまだ走ってるじゃん!
グラナダまで行くんじゃないの????
と言っても「グラナダには立ち寄らないよ。まぁここで降りたいなら降りてもいいけど、頭おかしい人間が多いからどうなっても知らないよ」と言ってくる。
40ドルなんて大金叩くくらいだったらリバスの宿に泊まった方が圧倒的に安いし、探せば宿は絶対あるんだけど、やっぱり焦ってると判断力が鈍るせいか、タクシーの値段交渉をすることに。
多分焦りだけじゃなく、ひと気のない見知らぬ町で暗闇の中宿を探すなら、高くても今日グラナダに帰りたいっていう気持ちが強すぎたんだと思う。
結局、値段交渉して30ドル。
でも絶対にぼったくられてる。。。
ニカラグアの物価からしておかしい。
昨日、マナグアからグラナダまでタクシーで20ドルって言われたから、それよりも短距離なのに40ドルなはずがない。
30でも高すぎる。
でも時すでに遅し。
グラナダに着いて30ドルを渡した時は、運転手は「しめしめ」って感じでした。
***
ニカラグア人の好感度が更に下がってしまいそうだけど、わたしの鈍った判断力のせいです。
でもいい勉強になった。
グアテマラ出て以来、色んな所で予定外の出費してるなー
入国スタンプのために40ドルとか。
運が悪いってことにしたいけど、自分の旅人スキルが落ちている証拠なので、もうちょっと気を引き締めたいと思う。
なので皆様も、オメテペからグラナダに向かうという場合は、16:00のフェリーまでに間に合わせた方がいいです…
まぁみんな言われなくてもそうすると思うけど😭
今日はここまで。
初日の出費:¥4,730
- 入国税:$20
- タクシー:NC100
- バス:NC29
- 食費:NC233
- 宿代:$12
2日目の出費:¥5,545
- バス:NC50
- タクシー:NC50
- フェリー:NC100
- レンタサイクル:$5
- 食費:NC287
- タクシー:$30
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