【ニカラグアからコスタリカ】国境を越え、サンフアンからモンテベルデへ(世界一周268〜269日目)

中米・カリブ

今日はグラナダから、ニカラグア南部・太平洋側にある町、サンフアン・デル・スルに移動。

グアテマラ入国時のスタンプ押し忘れ事件で、ニカラグアの可能滞在日数が4日のみとなったため、今日が実質最終日。

本当は朝まで(というか移動中のバスの中まで)レオンに戻るか、サンフアンに行くか、もうコスタリカに入ってしまうか迷っていました。

ギリギリまでコスタリカに行く気でいたんだけど、リバス行きのチキンバスが丁度入れ違いで1時間半以上も待たされたので、、、

コスタリカ行かずにサンフアンでゆっくりしたい気持ちが強くなり、予定を変更。

ニカラグアはただでさえアクセスが悪く、見どころが少ない上に入国&出国税が合計$20ほど掛かるし、もう二度と来れないかもしれない。

マイナーな所行くくらいなら、わざわざ戻ってでもレオンに行くべきかとも思ったけど…

とにかく、太平洋が見たかった。

浜っ子のわたしにとっては黒砂の紺色の海が恋しかった。

なので、今までたくさん見てきた旧コロニアル建築より、癒しをくれる海に行くことにしたのです。

***

朝、まずは銀行へ行って$10だけ両替。

ニカラグアは大抵の所でドル使える(お釣りはコルドバ)けど、それだとレート悪いんだよね。

だからコスタリカに行くまでに必要そうな分だけ両替しました。

アンティグアのATMで降ろしたドルが他の中米諸国で役立ってます。

朝ごはんのフルーツを買って、荷物を持ったらリバス行きのチキンバスへ。

目の前で丁度リバス行きのチキンバスが発車していくのを見たけど、どうせ30分もすれば次のバスが出ると甘く見ていたのが大間違い。

先述の通り1時間半待ちました。

しかもチキンバス至上最高に混んでた(始発の時点で)。

運転手がゴリ押しで、意地で一人でも客を押し込もうとしてた。

料金は昨日のチキンバスより10C安い、40コルドバ。

***

ニカラグア、見どころ少ないとは言っても、めっちゃ素敵な国なんだけどな。

あまりに観光客を狙った詐欺師と、”チーナ!チンチャンチョン”扱いが多すぎる。

これさえなければ相当居心地いいです。

そこら中ゴミ塗れだけど(ホンジュ・エルサル・ニカラは特にやばい)。

***

リバスに着いたら、コレクティーボの客引きに声を掛けられたけど、サンフアン行きのチキンバスを発見したので乗車。

ここでも1時間待ちました。

そしてリバス〜サンフアン間は、国道ではなく未舗装路を行くのでなんと1時間半もかかった!

地図で見ると国道よりもかなりのショートカットになるんだけど、絶対こっちの方が遅い。

でも道中に小さな村がちょこちょこあるから、住民の足としては必要不可欠。

のんびり行きました。

サンフアンに着いたら、まずは宿探し。

思った以上に欧米化していて、観光客向けのバックパッカーズホステルやバーがずらり。

あと、マリンスポーツ(特にサーフィン)関連のギアのレンタルショップが多い。

いいなーーーーー!

そして歩いてる人みんな白人。

アジア人めっちゃ目立つ。

ここでもやっぱ地元民にチャイナ呼ばわりされる。

ニカラグアの町は基本的に観光地化されていて欧米人まみれだけど、そんなに嫌な感じしない。

町中白人まみれなだけで、町全体はゆったり穏やか。

キューバと似てる。

観光地っぽいっちゃあぽいけど、ローカルの空気がゆったり流れてる。

事前に宿情報を検索していなかったので、maps.meに載っていた安宿を当たっていくと、なんと最初2件とも満室でびっくり。

「え、そんなに人気なの、この町」と思って焦ったけど、地図にも載っていないローカルの所を当たったら、普通にガラ空きだった。

事前にちょっと調べてみたときに、最安値が$10だったことだけは覚えていて、この3件目のところが$10(税込)だったのでここに決定した。

ホームステイ感たっぷりで、特に清潔というわけではないけど、Wi-Fiあるし、バッパーが居ないから静か。

1泊しかしないからいいかなあと。

本当は夕日を見にビューポイントまで行きたかったんだけど、ビューポイントが思った以上に離れていて、今から行っても日が陰ってしまい、あまり海が綺麗に見えなさそうなので断念。

朝からスナックしか食べていなかったので、海沿いのおしゃれなバーで贅沢しました。

ハッピーアワーだったから、ビールとモヒート2杯、セビーチェ&その他おつまみ2種で$9でした。

料理のクオリティ高かったし、潮風に当たりながら夕日を眺められたのでコスパは◎!

ビーチで夕日をうっとり眺めてるカップルばっかりで寂しくなったw

それから帰りにカフェでコーヒー飲んで(中米はコーヒー天国なので、ニカラグアでもコーヒーを飲んでおきたかった!)、ビール買って帰宅。

ニカラグア、山が少なくて陸が細いからか?常に風が吹いていて気持ちいい。

だから日中は暑くても風のお陰で気持ちよく過ごせるし、夜は夜風が最高に心地良い。

***

そして翌日。

今日はコスタリカの国境越えがあるからなるべく早めに出たいところなんだけど、まだサンフアンのビューポイントに行っていなかったので、ちょっと遠いけど早起きして歩いて行くことにした。

ビューポイントはビーチの反対側にあるので、朝のビーチの散歩は最高に気持ちよかった。

風が心地よくて、シーンとしてる。

ジョギングしてる人がちらほら。

ビーチの端まで行ったら、後はビューポイントに建っているキリストの像を目指して急な坂を一気に登る!

そしてキリストの像までついたら、彼の目線の先には…

そう!この景色を写真で見て、サンフアンに来る気になったんだよね。

でも正直言うと、画像検索で出てくる写真はどれも、キリストの背後から撮影されていた。

周りに何の建物もないから「なーんだ、やっぱりドローンか」と思った。

けど海だけの景色で十分💖晴れてはいなかったけど、雲が多い景色もなかなか💖

景色を見るだけみたらさっさと戻ろうと思ったのに、誰もいなくて静かで、強風によってどんどん形を変えていく雲が面白くてしばらく見惚れてた。

もし今日予定がなければ、一日中いれるってくらい好きだったな。

来れてよかった。

日本人にはあまり知られていないけど、ニカラグアでゆっくりしたい人はサンフアンもおすすめです。

まぁ特に何があるってわけではないし、オメテペ島の方が静か&安くておすすめだけど!

時間のある人は!

***

宿に戻って荷物をピックアップしたら、急いでリバス行きのチキンバスへ。

30分もまたされずに出発してラッキー。

しかも、昨日みたいに1時間半くらいかかるのかと思いきや、昨日とは違うハイウェイを通るルートで行ったため、30分ちょっとで着いてしまった。

よかったー。

本当はリバスまで戻らず、ペニャスブランカス(国境)方面との分岐で降りようと思ったんだけど、リバスまで行くのと値段が一緒で、リバスからの方が確実にバスを捕まえられそうだったので。

ペニャスブランカス行きのバスの発車まで時間があったので、バスターミナルでごはん。

どうせ安いと思って色々乗せてもらったらNC100(レストランの一食分より高い)もした!

絶対ぼったくりだな( ‘-‘ )

だってわたしの隣で「これいくら?」「100でいーよ」って売り子がやりとりしてたもん。

まぁ確かにボリューミーだけどさ…

そしてペニャスブランカスへ出発。

ばいばい、ニカラグア( ´・ω・` )

たったの4日間だったけど楽しかったよ😢

イミグレに着いたら、謎の手数料1ドルと、スタンプを貰う時にまた2ドル払わされる。

これは知っていたので、深くは問い詰めないけど。

コスタリカ入国時も、出国チケット(バスチケでも可)の提示が求められます。

…はい、わたしもやられました。ただの予習不足だけど。

あまり知られていないのか(パナマは要るって有名だけど)、ダミーのための最安のバスチケットを買うバックパッカーが続出。

わたしもダミーチケットを買いたいところだったけど、WiFiがなかったので残念ながらチケット代$15を出費…

たしか国境からマナグア行きか何かのチケットだったけど、毎日何十人も$15タダでくれるんだもん、このバスのオフィスのおばちゃん大金持ちだなって思った。

せっかく並んだのに、バスのチケットを買いに外に出たのでまたやり直し。

急いでるのになー。

***

そして漸く入国手続きが済んだら、最初の目的地Monte Verdeの行き方を聞いてチケットを手配。

モンテベルデ行きのチケットはないので、モンテベルデ方面への分岐点であるLa Irmaと言うところまでのバスチケットを購入した。

US$5。

でもmaps.meで調べても、一応バスストップマークはあるけど、情報がなさすぎる。

フアンすぎてバスの運ちゃんに何度も確認した。

どうやらその分岐点に、15:00発モンテベルデ行きのバスが来るらしいんだけど…

バス停さえもあるのか謎だし、ヒッチハイク形式に乗るのか、未知。

入国して早々、何もないところで迷子になりたくない。

でもLa Irmaが近づいて来て、ドアの前で降りる準備をしたら、ドライバーのおっちゃんが丁寧に降りる場所を教えてくれた。

優しい。

そして降りる場所に着いたら、そこにはちゃんとしたバス停と、モンテベルデに行くと思われるバックパッカーの集団がいて一気に安心!

「モンテベルデ行くの?」って聞いたら「うん、あと20分くらいでバス来るよ」って😭

何より間に合ってよかったー!!!

1日に2本しかないバスに、残り20分というベストタイミングで来るなんて。

あとちょっとニカラグアとイミグレでチンタラしてたら確実に間に合わなかったな。

神様ありがとう😭

バスを待っている間、バックパッカーの何人かと話していると、写真右の怪しげなヒッピー、ザッカリー(通称アーリー)と意気投合。

なんと彼はわたしの愛するポートランド出身で、今年PSU(大学)を卒業したばかり。

さらに!

今回の旅が人生初の海外一人旅らしい!!!

思わず「おめでとー!」ってハイタッチした。

今まで家族旅行とか、友達と一緒にカナダとかは行ったことあるけど、一人で海外は初めてで全てが新鮮みたい。

モンテベルデ行きのバスも隣に座ったんだけど、車窓から望める美しい山々に「うわぁ〜〜〜すごい〜〜〜!!!」って、いちいち騒いでた。

彼の言う通り、わたしも「本当に綺麗だな〜」って思ってたけど、彼のはしゃぎっぷりを見て「わたしもバッパー初心者の頃はこうだったな」って、初心を思い出した(笑)

今では彼のように、些細なことでは感動出来なくなってしまったから、こういうピュアな気持ちって新鮮で大切だなって思った。

わたしは、今日モンテベルデに来れるか不確かだったので宿を決めてなかったんだけど、彼が友達の勧めてくれた宿に泊まるというのでお供させてもらった。

Hostel La Suerteという、朝食付きで$10の宿なんだけど、この宿がコスタリカの旅の印象を一気にあげることになる、最高の宿だった。

チェックインすると同時に、

宿は中心地からちょっと離れてるんだけど、その分景色が最高。

アーリーと「どっかに夕日見に行かなきゃ!」って言ってたんだけど、ベストビューをすでにこの宿が持ってた。

建物はロッジのような造りで、みんな太平洋に沈む夕日を見にバルコニーに集まってた。

アーリー曰く、「人生で一番の夕日かも!」らしい。

でもそうかもしれない。

本当に綺麗。

特にこの宿(というかモンテベルデの滞在)が忘れられなくなったのは、メンバーが最高だったこと。

夕日を一緒に見ていた、モンタナ出身のリンズィーとも意気投合して、一緒に夕ご飯を作ることになった。

彼女はバックパッカーでなくまだ学生で、彼女のメジャーである環境保護の研究の一貫でコスタリカにリサーチに来ているらしい。素敵。

なんとアーリーも環境系がメジャーで、オレゴンとモンタナってことでめちゃくちゃ意気投合してた。

しかもアーリー、彼女の喋ってる感じでモンタナ出身ということを当ててしまったw

凄すぎるw

2人ともしっかり者で、普段だったらわたしが完全に料理係になるんだけど、2人もすぐに食べたい物を決めてパパッと作ってくれた。

今夜はタコスパーティで乾杯!

めちゃめちゃ美味しかったー!!!

そしてアメリカン2人だけでなく、ダイニングに居たフランス人のヴィンセントと、チリ人のカミラとも意気投合してわいわい。

なんとみんながソロバックパッカーってことで、運命を感じて明日一緒にサンタエレナ国立公園に行くことにした💖

本当にみんないい子で、モンテベルデ以降も、わたしはカミラと2週間のコスタリカの旅を共にすることになる。

バス停でアーリーに声掛けたことが、みんなとの出会いに繋がったと思うと。

出会いって不思議。

2日間の出費

初日の出費:¥3,920

  • Guranada-Rivas:NC40
  • Rivas-San Juan:NC30
  • 食費:NC740
  • 宿代:$10

2日目の出費:¥6,260

  • 食費:NC120
  • San Juan-Rivas:NC40
  • Rivas-Penas Blancas:NC30
  • 出国税:$3
  • Penas Blancas-La Irma:$5
  • La Irma-Monte Verde:$3
  • 宿2泊分:$20
  • 食費:C3,000
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