今日から三週間ぶりの”世界一周”再開。
スリランカでのスキミング被害で再発行になったクレジットカードもゲットしました。
今回はキューバ限定で、有給1ヶ月取った相方と一緒に旅します。
カストロの死去や、オバマ政権によるアメリカとの国交回復もあり、色んな面で国が激変しそうということで、前からキューバに行きたいと2人で話していたので。
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という事で、ルートを東回りに変更し、カリブ・中米からスタート。
キューバの旅を終えて相方と別れた後は、そのまま1人で中米を南下し、南米からアフリカ、そこからヨーロッパ&中東へ移る予定。
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旅立ちの朝、東京駅で久しぶりの再会。
日本食食べ納めってことで、朝からうどん&そばのモーニングしちゃった。
卵かけごはんつき✧ \( °∀° )/ ✧
エアポートシャトルで成田まで出たら、予約していたFXの外貨受取りで、600ユーロをゲット。
レートが断然いいので!
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キューバのお金事情についてですが、基本クレジットカード&国際キャッシュカードは使えないと考えてOK。
つまり現地通貨をゲットするには、クレジットのキャッシングか、現金持参しかありません。
わたしのクレジットカードはキャッシング機能がついていない(退社前に申請し忘れた)ので、予算1日¥3,000だとして、余裕をもって10万円くらい持って行こうかなぁと(怖いけど)。
米ドルからの両替は10%の手数料がかかる(2017年11月現在)ので、両替するなら円かユーロ。
円だけでも大丈夫って聞いていたけど、万が一日本円がダメだった場合に備え、一応ユーロも用意。
FXで両替したからレートはいいし、ユーロなら余ってもどこでも使えるので、円と半々で持って行きました。
フライトチェックインを済ませたら、最後の和食食べ納めに、だし茶漬け屋さんで鯛茶漬け&シャケいくら茶漬けを食べた(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
美味しかった。゚(゚^ω^゚)゚。
もうすでに和食が恋しい。w
キューバ入国には、一ヶ月以内の滞在であればビザは要らないのだけれど、それとは別でツーリストカードというものが必要。
日本のキューバ大使館か、経由する空港(大抵メキシコかカナダ)で取得します。
大使館なら即時発行してもらえるけど、面倒だったのでメキシコシティ空港で乗り換える時に申請することに。
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確かメキシコでは、メキシコシティとカンクンの空港で発行しているはず。
こちらも即時発行なので、乗り換え時間カツカツでなければ大丈夫。
エアカナダ利用だと、機内でツーリストカードが無料で配布されるって有名だけど、これに関しては(カナダ人用なので)100%ゲット出来るか確証がなかったのでやめました。
そもそもフライト購入が直前で、安かったアエロメヒコ航空にしたので。
東京ーメキシコシティは12時間のフライトだったけど、相方と久々盛り上がったり、大好きなシリーズ・ビッグバンセオリーを見ては寝落ちの繰り返しで、案外あっという間にメキシコ到着。
複数のフライトと到着時刻が被ったのか、入国審査のフロア全体が人で埋め尽くされていた。
荷物を受取り(※)、チェックインを済ませたらアエロメヒコのオフィスまで。
※キューバへ行く際、受託荷物は最終目的地での受取りではないので、各フライト別々にチェックイン&その都度荷物を預ける必要があります。
ボーディングパスとパスポートを見せ、カードで決済したらあっという間にツーリストカードGET。
外貨での支払いは不可能で、メキシカンペソ(Mex$361、US$20相当)のみの支払いでした。
残った時間でタコスでも食べたかったんだけど、空港内はアメリカのファストフードチェーン店ばかりで全く食欲が出ず。
空港だから無駄に高い😂
とりあえずビールとパスタを食べて、ハバナ行きのフライトに搭乗。
機内食は(美味しくない)ハム&チーズクロワッサンと、怪しいバニラヨーグルト。笑
お腹減ってなかったから、空港泊に備えてパンだけ取っておいた。
着陸直前に気がついたけど、首都だというのに一台も車が走っていない。
街の明かりはポツポツとある街灯のみで、家の明かりもほとんどない。典型的な高層ビルやマンション、高速道路を走る車の明かりなんて全くなかった。
不思議な光景。
飛行機を降りた時も、想像上のカリブの気候とは違い、全く暑くない。
どころか、むしろ寒い!
さすがにカリブも、11月は寒いんですね。。。
普通に長袖。パーカーが欲しいくらい。
メキシコもそうだけど、我々としては”むわっ”とした常夏の暑さを求めていたんだけどな。甘かった。
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ちなみにパスポートコントロールでは、アフリカに行ったかどうかだけ聞かれ、海外旅行保険の証明書(※)の提示は求められませんでした。
(※キューバ入国にはツーリストカードと合わせて、海外旅行保険の証明(英文/スペイン語)が必要と言われています。一応。)
入国審査を終えたら、出発ホールの3Fくらいにあるベンチでくつろぐ。
空港と市内のレートがどのくらい違うのかがわからなかったので、一応¥5,000分をCUC(クック)に両替。
(ちなみにキューバでは空港・両替所・銀行でのレートはほぼ変わりませんでした!)
ローカルバスの運賃に使うので、さらに1CUC(クック)をCUP(キューバペソ)に両替。
ちなみに空港の両替所、早朝/深夜は時間帯にによって営業している場所が変わります。
深夜はターミナル外の両替所、早朝からはターミナル内の両替所が営業していました。
ここでちょっとだけ、キューバの通貨事情をおさらい!
キューバは二重通貨制を採用しており、CUC(クック)とCUP(キューバペソ、ペソクバーノ)の2種類の通貨が存在します。
CUC(兌換ペソ)は1CUC=1USDと、米ドルとほぼ同等の価値があり、主に観光客が利用するレストランや交通機関、土産屋やホテルなどで使用されています。
一方CUP(キューバペソ)は主にキューバ国民が使用しており、キューバ人が日常生活で利用する店などで使われます。
外貨と両替可能なのはCUCのみで、CUPを手に入れるには基本的にCUCから両替(1CUC=約25CUP)します。
よくある勘違い(私もしていた)が、
「外国人=CUCしか使えない」
「どの利用先も、CUCかCUPどちらか一方しか受け取ってもらえない」
という事。
これは間違えで、CUCもCUPも両方使える場所も多く、CUCで支払ったらCUPでお釣りが来るなんて事もよく有ります。
現地人も観光客も両方使うようなサービス(飲食店やスーパー)は、たくさんありますよね。
観光客が消費する物やサービスは物価も高く、CUPで払うとインフレのように大量のお札になってしまうので、便宜上CUCで換算されているみたいです。
話は戻って、
両替が終わってベンチに戻ると、一人の日本人男性の旅人が。彼の名は塚っちゃん。
出版社で働いている彼は、毎年短期休暇を取って海外旅行に行くらしく、今回も4日間の弾丸キューバ旅行に来て、これから早朝の便で日本に帰るんだとか。
4日間でキューバはだいぶ弾丸!( ‘o’ )
我々が一ヶ月もいるってことに羨ましがっていたけど、日本人だったらそれが普通だと思う。
お気に入りの旅先を聞かれて色んな場所をおすすめしたら、来年は絶対にポートランドに行くって宣言してました😁
結局そのまま3人で朝までしゃべって、一睡もせず。笑
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時計は5:40。
まだまだ暗いけど、徐々に夜が明けてきたので、ローカルバスのバス停まで出発することに。
空港の職員のおばちゃんに市内行きのローカルバスについて聞いたら、始発は7:00くらいと言われたけど、ちょっとくらいなら待たされてもいいかなと思って。
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空港の周りだっていうのに電灯も少なく真っ暗で、交通量も少なく、とても首都の空港にいるという感じではなかった。
近くではニワトリが鳴いてるし、虫の声も聞こえる。
空港から歩くこと30分、バス停に到着。
まだ6:00なのに国道にはもうたくさんのバスが走っていて、どうやら始発は5:30くらいみたい。
バス停にはたくさんの人が待っていて、どのバスも通勤する人で満員。
通勤や移動にはバスが主流みたい。
運賃たったの1CUP(¥6)だしね。
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待つこと数分で、市街地行きのバス”P12”が来たので、乗務員に1ペソ渡して急いで乗車。
満員だったのにキューバ人優しくて、色んな人が場所を空けてくれたり、席を譲ってくれたり。
何度も「大丈夫です、ありがとう☺️」って断っても、席を譲ってくれたおじいちゃんがいて。
お言葉に甘えて席座らせてもらいました。
入国して早速この優しさとの出会い。
第一印象から最高です。
まだ辺りは真っ暗だけど、車窓から見える車がみんなクラシックカーで興奮。
クラシックカー、どれも顔に見えて可愛いんだよね。
カラフルなシボレーが見放題。
映画で見た世界だ。素敵。
7:00頃、議事堂(キャピトル)前のバス停に到着。
先述の旅人・塚っちゃんが言っていた通り、もう7:00を過ぎているというのにまだまだ暗い。
カリブと言えど11月。そりゃあ日の出も遅いよね。
さすがに宿のチェックインには早すぎると思って、明るくなるまで議事堂前の公園で休憩。
暗いとはいえ、街はすでに散歩する人や通勤する人であふれかえってた。
結局明るくなり始めたのは7:30くらい。
それから歩いて、1.3kmほど離れた宿まで。
住所が分かりにくくて到着出来るか不安だったけど、どの家も番地がハッキリ書いてあって、”CASA”(下記)のマークが付いていたからすぐにわかった。
キューバでの宿泊事情
キューバでの宿泊ですが、基本的に外資系のホテルか、CASA(カサ)という民泊(AirB&Bみたいな)の2択になります。安宿やバックパッカーホステルのような施設はほぼありません。
CASA専用の予約サイトもありますが、基本的に登録している家は玄関先に”CASA”マークがあるので、予約し忘れていても泊めてもらえたりします。
民泊といえど、政府公認なので安心。
宿泊費やエアコンなどの設備、部屋の中を見させてもらって決めましょう。
こちらが私たちの最初のCASA。
聞いていた通り、家族みんな英語は話せないんだけど、みんな優しくて、片言のスペイン語でも割とスムーズにチェックイン出来た。
部屋がめっちゃ綺麗。
シャワーも24Hお湯出る。
そしてテラス付き。
住宅街だから静かだし、これで4泊¥1,300/人は破格。
ありがとう、CASA。
二人とも長時間移動と時差ぼけでかなり疲れていたので、シャワーを浴びてそのまま昼過ぎまで爆睡。
気候も涼しくて最高に心地良い。
そして14:00くらいに外出して、旧市街までお散歩。
お昼ご飯は旧市街にあったイタリアンで、ラザニアやローストチキンを。
観光地のど真ん中だから安くはないけど、ローカルレストランを探そうと思っても無理(美味しいとは言えないサンドイッチかピザしかない)だったので諦め😅
そして帰る前に海沿いをお散歩。
みんな釣りしてたり、色んなミュージシャンがバスキングしてたり、豪華客船停まってたり。
常にノリノリなラテン音楽が生で聴けて最高。
歩いていると、いきなりギターとマラカスとギロを持った陽気すぎる2人組(笑)が声を掛けてきて、
「キューバへようこそ!アミーゴス!」
と言って、昨年めっちゃ流行った(流行りすぎて聞き飽きている)Despacitoを演奏開始。
聞くのもウンザリな曲だったけど(笑)
もうキューバ人はみんな演奏も歌も上手すぎて最高。
マラカス持たされて一緒に歌いながら踊った。
一部しか歌詞覚えてなかったけど。w
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もう一曲リズミカルな音楽を演奏すると
「俺らは音楽が仕事だから、ちょっと気持ちを頼む!」
とチップを要求されたので、2CUCくらいあげた。
一緒に踊っちゃったからチップまでケチるわけにはいかないし。笑
ほんの少しだけど、現地人にとってはなかなかのチップの量だよね。
キューバ、まだ初日だけど、歩いていても本当に治安がいいなって思う。
私たちの宿は市街地から離れた普通の住宅街にあるから、夜になると結構暗くなるんだけど、どの家も玄関を解放したままでおしゃべりしてる。
みんな夜遅くまで歩き回っていたり音楽を流しているから、常に話し声や音楽がどこからか聞こえて安心感があります。
でも近所のオバちゃんが声を掛けてきて、ジェスチャーで「ひったくりに気を付けて!」と教えてくれた。
優しい。
キューバもそうだけど、治安がいい場所だとつい油断しがちだから一応気をつけなきゃね。
初日からキューバの空気と人の優しさに恋をしてしまったのでした。
続く。
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