昨晩のトラブル(中国でケーサツにお世話になった話。)から公安にビビって、観光せずにさっさと成都に戻ることに決定した私たち。
7:00のバスを目指して6:30に宿を出発(前夜色々と悩みに悩んで3:30就寝)。
寝不足と(前夜ギリギリまで悩んで3:30就寝、)体力&精神的疲れと、観光出来なかった事とで不機嫌な状態でバスターミナルへ。
しかし、成都方面のバスチケットを尋ねると、まさかの「ない」との回答。
うーん。
かといって乗り合いタクシーは高いからなー( ‘-‘ )💭
「…どうする?」
わたしはリタン(理塘)に後ろ髪引かれてたから、これを機にリタン行きを決意。
Dちゃんは宿代もう既に1泊分払っているから、このまま1日カンゼで過ごして翌朝のバスで成都行くと計画。
それからちょっと悩んで、Dちゃんが
「もういっそアチェンガル行こうかな。バス乗れなくてラッキーって思うくらいなら」と。
わたしもアチェンガルに未練があったから「じゃあわたしも付き合う!」ってことにした。
2人ともどこか心の中でこの流れを望んでいたんだな。
*
実はこの日、Dちゃんの誕生日だったんです。
公安の件がなかったら予定通りアチェンガルで誕生日を過ごし、美味しいもの食べて乾杯しようって話だったんだけど、このままだとせっかくの誕生日にそっけなくお別れ。
それもあって、公安に捕まる心配を取っ払い、アチェンガル行きを決断したのです。
とりあえず、この先別の予定があるDちゃんは、翌日の成都行きのチケット買うためバスターミナルに行くがてら、朝食を食べに行くことにした(チケット販売は8:30くらいから)。
わたしはバスターミナルに用がないので、9:00に宿で待ち合わせで👋
Dちゃん待ちの間、公安にPCやカメラ没収ってことがあってもいいように、ネット上にデータを分散。
怯えまくりです😂
*
9:00頃Dちゃんと落ち合って、客引きがいるあたりでアチェンガル行きのバスを尋ねると、乗り合いバス乗り場に連れてってもらえた(小さいバスターミナルみたいな所)。
私たちがバスに乗った時、乗客はすでに9割以上集まっていたけど、完全に満席になるまで出発しないスタイル。
この残り5人がなかなか集まらず、結局1時間くらい待たされました😭
一人40元取ってるんだからちょっとくらい空席あったっていいじゃん?😭
ちなみにわたし達は9:30くらいに行って10:45くらいに出発、アチェンガルに着いたのは13:45(3時間後)だったので、これより遅く行くと何も見れずに終わるので注意!
ようやくバスが出発し、どんどん山道へと進んで行きます。
この道中が凄かった!
東チベットは山ばかりの印象だったけど、峠を越えるとあたり一帯が丘陵地が続いてた。
何よりとてもいい天気で、雲がモクモク&空が近くて感動。
空見るの好き!
アメリカとかニュージーランドとか、ロードトリップが楽しい国っていくらでもあるけど、チベットは空気が本当に澄んでいて、青色も濃い、そして空がとにかく近い!
ヒマラヤ山脈が伸びるエリアはどこも素敵なんだろうなあ◊ ( ∩”◡”∩) ◊
そしていよいよ検問。
道中2箇所あったけど、聞いていた通り1箇所目は何事もなく、2箇所目でIDチェックが。
他のブログだと、気が効くドライバーに当たった場合、2箇所目の検問手前で降ろされて、歩いて検問の脇を通り、その先でピックアップっていう話だった。
確かに検問手前で一旦停まり、何人かがそのまま丘を降りていったんだけど、私たちはまさかここがその場所だなんて知る由もあらず。
色んなブログで「ここでパスポートを見せたら終わり」と言われていたけど、アチェンガルが外国人立ち入り禁止なんて聞いてないし、欧米人もいたって聞いたし。
まあ最悪ダメだったら諦めようと思ったけど、結局何事もなく検問を通過。
なので2017年6月現在は、アチェンガルは外国人立ち入りOKです。
ビビらないで下さい。
*
検問を抜けてすぐ、アチェンガルに到着。
降車してまずは、帰りの乗り合いタクシーの時間を確認。
まずバスの運転手に尋ねると、
「今日はもう無いよ、明日の朝まで待って」
との一点張り。
いやいや、そんなはずは無いだろ😰と思い、近くにいた客引きに尋ねるとやはりタクシーはあるとのこと(17:30〜18:00くらいまで)。
でもタクシーも2種類あって、一つは乗り合いで一人45元、もう一つはチャーターで一台315元。
この客引き曰く、この日はもう乗り合いは無いからチャーターで315元だと言われた。
アホみたいに高いけど帰れるに越したことはないので、17:30くらいに戻ってくると伝えてアチェンガルゴンパ内へ。
まずは全貌が見える丘の上へ(巨大仏像や仏塔がある丘)。
そして丘の上に待っていた景色がこちら!
僧侶&尼さんの住居が広がる、なんともシュールな絶景!!!
画像検索した時は曇りの日の写真が多かったから、まさかこんなに晴れるとは!
雲の掛かり具合もいい感じです✨
時々ゴンパに差す光が神々しい✨
僧侶もたくさんいらっしゃいました。
そりゃあこんな素敵な場所、ずっと居たくなるよね。
誕生日のDちゃんもワイワイ記念撮影したり٩( ´◡` )( ´◡` )۶
寝不足でヘトヘトだったけど、一気にテンション上がった!😆
Dちゃんお誕生日おめでと〜💖
満足した所で麓に降りようとすると、数人の公安に声を掛けられパスポートチェック。
(え……ここでもうゲームオーバーか……??😭)
結局いつアチェンガルを出るか質問されて、日帰りでカンゼに帰ると伝えたら、パスポートの写真だけ撮られて終了。
ビビった〜〜〜〜〜〜
普段から公安がいるのかはわからないけど、どうやらこの日はチベット仏教にとって大切な日だったみたいです。
だからカンゼも朝からパトカーだらけだったのね。
*
丘を降りて橋を渡り、上から見えたメインの通りに入ります。
後から知ったけど、アチェンガルは川を境に僧侶と尼僧の区域に分けていて、川の内側は尼さんしか入れないみたい(外国人は男女関係なく立ち入りOK)。
ラルンガルと違ってお経も流れてないし、車の通りも無くとっても静か。
僧坊に囲まれた、尼僧たちのみが歩いている景色は不思議で、別世界に来たようでした。
途中右折すると、アチェンガルゴンパ(亜青寺)が。
中に入るとたくさんの尼さんが説法の授業を聴いていました。
複数の授業が同時に開かれていて、自分の聴きたい授業に参加するような感じ。
お寺の装飾もすごかった。
奥の方では粘土細工を造っていました。
綺麗。
外でも青空教室をやっていたり。
Dちゃんは青空市場でお土産に数珠を購入。
スプーンやペンなども売ってました。
16:30くらいになったら駐車場へと向かい、シェアタクシー探しに。
駐車場の手前辺りで「カンゼ?」と客引きのおじちゃんに聞かれ、いくらか尋ねると45元とのこと。
「え、シェアタクシー普通にあるじゃん!」と、即決。
おじちゃんに付いて行くと、駐車場横にある大量のマニ車を回してから車に向かうことに。
何十個あるんだろうってくらい多い。
マニ車、なかなか重いんだよね。
おじちゃん「リピートアフターミー」と言わんばかりに、お経を唱え始める。
このまま最後まで交互にお経唱えながらマニ車回してた。
良い経験出来て面白かった!
駐車場に着くと、到着した時にいた客引きが待っていて、別のタクシーに乗ろうとしている私たちに文句を言ってくる。
私たちの事をずっと待ってたと強く言われるも、シェアタクシーはないって嘘を吐いた方が悪いので「嘘つき!」って言い捨てておじちゃんの車に乗り込む。
こっちは一人45元なのに、あっちは二人で315元ですよ。
偉い差でしょ?
嘘は良くないよね😤
*
我々含めてまだ3人しか集まっていないので、あと2名ほど乗客待ち。
結果的には1時間以上待たされて、その間別のカンゼ行きタクシーが何台か出発して行ったのだけれど、さすがにおじちゃんに黙って別のタクシーで帰るのは可哀想だったので、景色を眺めながら暇つぶし。
ちょっと小雨が降って虹が出たり、また晴れ間が広がり、たくさんの雲が出たり。
チベットの空は本当にすごい。
朝から肉まんしか食べて無くて、もう夕飯時だったのでお腹が減ったな〜と思っていると、『葱油餅』と『南瓜餅』の文字がある小屋が。
前者が一袋で5元、後者が1個で2元。
食いしん坊なので両方買いましたw
南瓜パンは揚げパンに近く、外はカリっとしていて中はもちもち、かぼちゃの甘みと味が濃くて美味しかった〜💖
19:00を過ぎた頃、ようやく出発。
はてさて何時に帰れることやら。
乗客はほとんどが僧侶で、尼僧のおばちゃんがマニ車1つ貸してくれたので、回す練習。
30分以上回してた。周りの僧侶より回してた。
徳たくさん積めたかな☺️
あと東チベットは、地元民や僧侶たちが車酔いに弱すぎるので(笑)、道中何回も一時停止。
たくさん席替えもしました。
窓側なり前方の席譲ったりしたけど、それでも全く良いは収まらず。
酔ってるのにマニコロ回してる場合じゃないってw
*
結局カンゼに着いたのは22:00過ぎ。
雷雨で悪天候だったけど、ササッと適当な食堂に入ってご飯にしました。
今日はDちゃんの誕生日ってことで、いつもより(さらに)多めに💖
うんまぁ〜い❤️
今日も余裕で2人前ペロリ(旅中に会う旅人でわたしたちより食べる人見た事ない)。
疲れてたからお酒で乾杯は出来なかったけど、素敵なお誕生日になったのでした💖
おめでとございました〜❤️❤️
コメント