今日はカンゼからリタンへ。
Dちゃんは先に成都に戻るので、早朝出発。
わたしはまずバスターミナルに行って当日券を探し、ダメだった場合にシェアタクシーを使うことに。
カンゼ〜リタンのバスは毎朝9:00発のがあるので、チケット販売開始の8:15くらいに向かった。
でもタイミング良くシェアタクシーの客引きに「リタン?」と聞かれる。
普段だったら断ってバスのチケットを買いに行くのだけれど、ターミナルが遠いのと、さっさと出発したかったのもあって承諾。
120元でした(高!)。
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客集めに時間がかかるだろうと思っていたけど、すでにほぼ満席で、8:30手前に出発。
ヒッチハイクする人が多いので、途中無理矢理乗せてすし詰め状態になったり。
そりゃあこんな途方もない山道ずっと歩きたくないよね。
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事前に調べていた通り、途中シンロン(Xin Long)という町で乗り換え。
ここでまた客集めに時間がかかるって聞いていたけど、これもまたほぼ満席で、乗った瞬間出発。
今日は乗り換えスムーズでついてる( ‾◡‾)♩
道中小さな村がたくさん点在していて、それぞれ建物の造りが違っていて面白かった。
今までは主に石造りのチベタン建築だったけど、木像だったり、赤土が塗られていたり。
チベタンのデザインって好きだなー❤️
四角い家と、かわいい窓と、幾何学模様。
そして今日も絶妙な青空と雲の掛かり具合で、いちいち感動してた。
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乗り換えがスムーズに行きすぎて、なんと13:30に到着。
僅か5時間弱。
もの凄くいいお天気だったので、1泊だけして今日で観光を終わらせることに。
まずは宿探し。
タクシーを降りたところが宿街で、事前にチェックしていたPotala Innが目の前に有ったのでそのままチェックイン。
ドミトリーで25元(”25/30″って2種類あったけど、違いを聞いても通じなかった😭)。
シャワーは無いって言われたけど、同部屋に泊まっていた日本人ご夫婦が「別のスタッフがトイレ手前の個室のシャワーを使っていい」と許可もらって下さったようで、何とかシャワーを浴びれました(3日浴びてなかったからサイコー😂)
共同トイレにシャワーらしきものはあるけど水が出ないので、優しいスタッフに個室を使っていいかお願いするしか無いようです( ‘-‘ )
荷物を置いてすぐにお散歩。
まずはダライ・ラマ3世が建てたという、町の北部にあるリタン寺まで。
それにしても町並みが素敵!
ピンク掛かった土壁の家がズラリ。
道中見晴らしのいい所でパシャリ。
素敵なところに寺院を建てたもんだなあ〜〜〜さすがです。
リタン寺、大きく分けて3つの建物があるのだけれど、向かって右手は現在工事中でした。
そして兎に角凄かったのが他二つの境内!!!
まずは真ん中の寺院。
入ると巨大な黄金の仏像がまず中心に座っていて、それを囲むように何百もの小さな黄金の仏像(30cmくらい)が何列・何段にも連なって並んでる。
何十とかじゃなくて、まじで何百。
周りの仏像はショーケースのようにガラスで守られていて、うっすらと光で輝いていた。
そしてブッダの背後にもまた別の仏像がズラリ。
背後に仏像が入るように何箇所も空洞が作られていて、ブッダと一緒にこちらに微笑んでいる。
これだけでも圧巻なのに、一番感動したのが壁一面に描かれているタンカ(仏教世界の絵)。
巨大な境内の隅から隅まで、チベット仏教の諸仏や僧侶、また見たことのない男女の神が何百も。
窓際にはシャンデリアが飾られていて、日光とともににタンカやブッダを照らしていた。
今まで有名な教会とかを見ても、単純に綺麗と思うだけでここまでの感動はなかった。
ネロが絵を見たあれじゃないけど。
ずっと見ていたかった。
そしてもう一方の寺院。
入るとまずたくさんの僧侶が何列にも向かい合わせになって座っていました。
この僧侶たちの目の前を通っていくのだけれど(めっちゃ恐縮)、境内に直通する真ん中の列は通ってはいけないみたいで、最初間違えて通って「ここはだめ!」って注意された時は焦った。
本当に申し訳ない(((( °_° ))))
こちらの本堂も、巨大な黄金の仏像が祀られ、その周りにもまた大きなチベット仏教の諸仏の像がブッダを守るように祀られていた。
壁にはタンカの他、マントラも描かれていてこれまた美しかった。
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境内を見終わり、また僧侶たちの前を通るとき、一人が法螺貝を鳴らすと一斉にお経を唱え始めた。
人が通るときにやるのかまだわからないけど、とても有難かった。
残念ながらこの神々しさと感動に対して、境内撮影禁止なので何も伝わらない…(′︿‵。)
でも、撮影禁止で情報が出回って無いからこそ、感動が大きいんだよね。
ラルンガル・アチェンガルと続いてリタンも見る価値が高いです。
本当に心からおすすめ!!!
本堂を出て少し坂を登ると、そこにはダライ・ラマの写真が祀られた僧坊が。
みんなフレンドリーで挨拶としてくれた。
そのうち一人の僧侶が、わたしが日本人だということを伝えると、ジェスチャーで「津波があったよね」と慰めてくれた。
寺院を後にし、丘を下ってダライ・ラマ7世誕生の場所まで。
周辺にもチベット仏教所縁の建物があり、石畳の路地が趣があってよかった。
ざっくり観光を済ませたところで、朝から何も食べてなかったので腹ごしらえ(もう夕ご飯時なんだけど)。
リタンは外国人観光客も多いようで、欧米人向けの店がちらほら。
どこも高そうなので、ローカルの食堂で念願の刀削麺を注文(๑´ڡ`๑)
美味しかった💖
リタンは海抜4,000mを超えていて、寒いかと思いきや日差しが強くて暑い!
なのでこの旅初めてのアイスクリームを購入(4元)。
普段あんまり食べないけど、チベタン文字でヤクのミルクのアイスだったのでチャレンジ♩
お米アイスみたいに中に麦が少し入っていて、柔らかな食感で美味しかったです💖
宿に戻る前にバスターミナルに行き、翌日の康定行きのバスチケットを購入。
(当時知らなかったけど、なんとリタンー成都直行便があった😂大失敗😂)
部屋に戻ると、世界一周中の日本人夫婦に会い、色々と情報交換。
世界一周のルートや、東チベット情報などなど。ラルンガルはおすすめ出来ないこととか(笑)
19:00になってもまだ明るく、特にやる事もなかったので夕焼けを見に寺院の近くの丘に行く事に。
ピンクの家と一面に広がる丘陵がオレンジ色に染まって綺麗でした⭐️
翌日は康定までバス移動。
朝バスターミナルに着き、成都行きのバスを見て初めて直行便があることを知る。
窓口に一応問い合わせたけど、さすがにもう満席だったので仕方なく康定行きに乗車。
隣の席に座った人が元僧侶で、30年くらい僧侶してたけど僧侶生活を辞めて北京で働いてるという人でした。
チベット仏教のことや僧侶生活のことを聞いたり。
「聞きにくい質問だけど、中国人とチベット人はお互いどう思っているの?」と聞いたけど、それは政治が関わってくるから答えられないと言われました。
この道中ずっと、康定ールーフォ間で見た大量のマニ石がある町で、ずっと心残りだったダウにまた行くかどうかを悩んでいて、行き方を運転手さんに聞いたりしたけど、康定に着いた瞬間さっさと成都に帰ることを決意。
公安のお世話になったルーフォにまた近づくことや、そこに行くためのお金やタイムロスを考えると、成都行きを急いだ方が良さそうだったので。
めっちゃ心残りだけど!
景色は心の中に残っているし、またいつか来れるよね。
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康定に着いて成都行きのチケットを買うため時刻表を見ると、まだ当日の16:00発のバスを発見。
このまま何もせず康定に留まるより、遅くに着いても成都に行ってしまいたかったので、このまま16:00のバスに乗ることにした。
まだ1時間ほど時間があり、朝から何も食べていなかったので食堂で腹ごしらえ。
いくらお腹が減っていたとはいえ、メニューを1つに絞れなくて2人前くらい頼んじゃったw
中国食い倒れ天国すぎてダメだわ。
胃がもたんw
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16:00、成都行きのバスに乗車。
でも渋滞が凄く、結局成都に着いたのは23:30。
東チベット、どのエリアも現在絶賛工事中なので、巨大トラックが多いんです。
セメントとかレンガとか、重い物ばかり積んでいるからスピードがめっちゃ遅い。
かといって山道なので追い越しがなかなか出来ない。
トラックも1台とかじゃなくて何台も並んでいるし。
対向車線ももちろん状況は同じく、お互いなかなか追い越したいけど追い越せない状態。
工事のせいで10分以上止まったり。
運転手さんもさすがにイライラしてた😂
オツです!
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成都の宿のチェックインに間に合うかどうか不安だったけど、24:00にフロントが閉まるところ23:40に宿に着けたので、ギリギリセーフ!
でもこの日はツアー客でドミトリーはいっぱいで、仕方なくシングルルームに宿泊(98元した😂そして共同トリプルという選択肢があるのを忘れていた😂)
疲れていたけど、シングルで自由に過ごせるから、ゆっくりシャワー浴びてデータ整理して就寝。
それにしても長い移動日だった!
明日はゆっくり寝るぞーーーーー
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