ムンバイから夜行バスに揺られること数時間。
目的地ハンピ(Hampi)の手前の町、ホスペット(Hospet)に到着。
バスを降りたら早速トゥクトゥクの客引きが来たけど、ローカルバスターミナルは目と鼻の先なのでそちらに移動。
バスターミナルの前に屋台があったのでついでに朝ごはんをいただく。
ワディとか揚げ物を朝から食べるのにはまだ慣れないけど、前ほどは抵抗はなくなったかな。
とりあえず朝食より、チャイが目当て。
もう1日最低3杯飲まないとだめになってしまった。
インドに1週間いたらみんなこうなります。
朝は甘〜〜いチャイ。
ハンピ行きのバスはたくさん出ているのでそんなに待たされなかった。
トゥクトゥクだとRs.50だけど、バスならRs.30。
田舎道をどんどん進んでいくと、徐々にハンピらしい巨大な岩がポコポコと周辺に現れ始める。
ヤシの木がいっぱいあって、牛舎を引いてるおじいちゃんがいて。
平和な光景。
バスに揺られること30分、ハンピ到着。
周りは巨岩まみれ。
今日泊まる宿の位置が、maps.me(オフラインマップ)上で全く関係ない所に記されていて、この長い坂を一生懸命登ったのに、あるはずの場所に宿がないという事態。
近くにいたおじちゃんに住所をみせたら、普通にバス停の近くの安宿街にあるって。
maps.meは誰でも地図上に場所を加えられる分よくあることなんだけど、毎回google.mapとかで確認はしないから、こうゆう時困る。
元の場所に戻り、中心地へ。
バックパッカーばかりって聞いていたから、かなり欧米化していると思っていたけど、思ったより開発は進んでいなくて静か。
レストランとかは外人向けだけど、ローカルの人もたくさん住んでいて平和です。
今日泊まった宿はこんなところ。
宿泊客は全員インド人。
Rs.300くらいで、Booking.comから予約したけど、名前覚えてないですごめんなさい🙇♀️
私は基本使わないけど、有名な日本人宿もあるみたい。
部屋は通気性悪いし暑いしベッドは硬いしであまり良くはないけど。
ファンはあるから寝るだけなら問題なかった。
宿の近くにあったレンタサイクルでチャリを借りて、遺跡の多く集まる南の方に出発。
とりあえず今日は入場料無料の所を中心に、地図に載っている場所を手当たり次第に回っていく。
ここは名前が載ってなくてわからなかったけど、無名のところでもすごい!!
中まで入って壁画とか彫刻をみると、マイナーなところでも見る場所が結構あって時間がかかる。
そしてお隣さんはガネーシャのお寺へ移動。
それにしても昔の人はよくこんな岩まみれの隔離された場所に、しかもこんなにたくさんのお寺を作ったなあ。
いい場所見つけたもんだ。
上の写真のお寺には入れなかったけど、その隣にガネーシャのお寺がありました。
この建物の中に入るまで気づかなかったけど、とっても大きなガネーシャの石像があります!!
写真じゃ伝わらないけどめっちゃでかい。
そして迫力がすごい。素敵。
ちょっと南に下ったところにも、ガネーシャのお寺がありました。
どうやって運んで削ったんだろう、この岩たち。
ちなみにここも夕日のビューポイントみたいで、見渡すと一面岩まみれの奇形が見渡せます。
そして次はクリシュナのお寺。
ここも装飾がすごい。
ガネーシャ寺みたいにクリシュナの石像か装飾ないか探してみたけど、見つからなかった🥺
ここをさらに南に行った所にあるのがBadavilinga Temple。リンガ寺。
その名前の通りリンガ(男根)が祀られてます。
あと怖かったのがこれ。
Ugra Narasimhaの石像。
Ugra Narasimhaって誰ぞやって思ったけど、これもヴィシュヌ神の化身なんだって。
ヒンドゥーの神は家族構成とか化身とか改名?とかありすぎて覚えられないw
めっちゃ見てる。夢に出てくるやつだ。
それから、ハンピのメインの遺跡の一つ、Elephant Stable(高貴な象の厩舎)の方へ。
ちなみに Elephant Stable、見学には入場料がかかるので、わたしは周辺の遺跡を見ながらサイクリング。
ここも含めて、ハンピも去年から入場料2倍にしたらしいです。
アンコールワットといえ何なんだ…。
別にこだわりはないのでスルーしました。
でも無料で見れるお寺は山ほどあるし、遺跡の外壁の彫刻も見応えがある。
十分満足٩( ´◡` )( ´◡` )۶
ここで引き返し、町の方まで。
途中にあった休憩所でごはんを食べます。
カレーに対してのごはんの量な…😂
この休憩所があった遺跡もついでに見学。
水道橋みたいなアーチ状の遺跡がずらり。
きれい。
帰りにすれ違った牛舎のおじちゃん、寝落ちしてました。
それでもちゃんと歩いてる牛さんたちは偉いな。
町に戻ったら、ローカル食堂を探して休憩。
ちゃんと安いところあって良かった。
今時レストランだとチャイRs.30だからね。
夕日でも見に川の反対側まで行こうかと思ったけど、生憎の雨模様。
遺跡で雨宿りしながら、地元のお兄ちゃんと雑談してました。
ヤギも雨宿りしてた。
つかヤギ多いな…🐐🐐🐐
町の方まで戻ると、このチビっ子たちが興奮してたから何かと思ったら、真っ赤なムカデが這ってた。
木の棒で突いたりしてたから、
「いじめないでそーっとしてあげて?」
ってジェスチャーで教えるのが大変だった😅
まぁ子供はみんなそうだけど。
しばらく一緒にムカデを見守ってました。
そしてその場を立ち去ろうとしたら、向かいに本屋さんが。
で、良く見たら全部海外の本(=英語)だった!!!
インドは長時間移動が多いから読み物が欲しかったんだけど、どの本屋さんもヒンディーばっかりだったので(英語あっても一部のインド著名人の本)、興奮して入店。
知っている本ばかり!!
そしてよく見ていくと、なんとスリランカで会ったPiaに勧めてもらった、バックパッカーのバイブル的存在である自伝、Shantaramを発見!!!
旅人に相当人気ならしく、この本だけ20冊くらい置いてた(笑)
この本の内容をざっくり、Amazon.comの紹介文から引用すると、
“男は武装強盗で20年の懲役刑に服していた。
だが白昼に脱獄し、オーストラリアからインドのボンベイへと逃亡。
スラムに潜伏し、無資格で住民の診療に当たる。
やがて“リン・シャンタラム”と名づけられた彼のまえに現れるのは奴隷市場、臓器銀行、血の組織“サプナ”――。
数奇な体験をもとに綴り、全世界のバックパッカーと名だたるハリウッド・セレブを虜にした大著”
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%80%88%E4%B8%8A%E3%80%89-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89-%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%84/dp/4102179410
という、実話とは思えないすんごい内容で、
「一度読み始めたら面白すぎて止まらないから!」
と、旅人Piaにも本屋さんにも言われました。
この後色んな国で会った人にも、この本が一番好きって人にも会った。
邦訳版(上・中・下)もあります。
もうね、この著者の人生が
「え?!そんなことある?!」
が連発するほど劇的で、自分の人生がいかに平和なんだろうって思う。笑
*
*
ちなみに買ってから気づいたけど、この本屋の本全部海賊版でしたw
インドだもんね。しょうがないか。
全部ページ、全力でコピーしてある。笑
後日、別の国のバスでシャンタラム読んでる人を見て
「わぁ、本物の表紙ってこんなに色鮮やかなんだ〜」
と感動したものです。笑
(↑ちなみに英語版はこんなの。表紙かっこいい。)
唯一悔やまれるのが、この本の舞台がムンバイ(ボンベイ)で、わたしが行きそびれた場所がたくさん出てくること。
かの有名なCafe Leopardも、
「かつて闇取引に使われてたから有名」
としか聞いていなかったから中をちらっと覗いて出てっちゃったけど、この本に出てくるんだったら行けばよかったー!
知ってる人からしたら聖地なんだろうな。
野次馬ではないから基本「聖地」とか興味ないんだけど、そんな私が戻りたくなるくらい本が面白すぎて愛着湧いちゃった。w
あー悔しい。゚(゚^ω^゚)。
シャンタラム買って、本屋のお兄ちゃんにお礼を言ってから、夕ご飯を食べにレストランへ。
本を読みながらまったり。
今はオンシーズン直前だから、天気がいい割に観光客が少ないんだって。静か。
来週にもなると、バケーション期間に入る大量のロシア人が来るみたいです。
それも見てみたいけどねw
今日はこれでおしまい。
コメント