今日も朝から大雨。
午前中は、大量に余ってしまったスリランカルピーを両替出来る場所探し。
インドはスリランカとすぐお隣だし、インドに来るスリランカ人は山ほど居ると勝手に思っていたため、「インドでスリランカRs→インドRsに換えればいっか」と思い、スリランカで多めに引き落としていたわたし。
この考えが甘かった。
銀行どころか、街中の両替商、そして大手トーマスクックでさえ扱っていない。
トーマスクックの場合、出来なくはないけどレートがアホみたいに悪い。
だけでなく!!!
なんと500ルピー&1,000ルピー札しか受け取ってくれない!!!
20ルピー札ならわかるけど、100ルピー、そして5,000ルピー札も受けてくれないんです。。。
つまりレートが悪くなかったとしても、手持ちRs.8,840のうち、両替出来るのはわずかRs.3,500。
なんで(T _ T)
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いくらスリランカルピーがマイナーだからって、お隣の国なんだからトーマスクックぐらいは扱っていて欲しかった。。
ちなみに最新の為替レートだと、スリランカRs.3,500=インドRs.1,464 なんだけど、トーマスクックだと手数料含めて手取りインドRs.840って言われた…
ほぼ半分……
恐ろしい……
他にも個人で両替商やってるおっちゃんが一応受け付けてくれたけど、こちらもスリランカRs.1,000→インドRs.350(為替相場はRs.418)って言われたので、悩んだ挙句却下。
手持ち分全部交換すると¥1,000以上も損する。
もうスリランカ行く予定もないし、乗り換えが出来る国でもないし、これからスリランカに行く人に会えるとも限らないし、困った。。。
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残された望みは空港。
扱ってるかわからないけど、明日夕方のバスまで時間があるから空港行こうかな。
レート悪かったとしても、もうそこしか望みがない。
豪雨の中頑張って歩き回ったけど、両替出来る場所はなさそう。
そのままスタバに避難して、友達との待ち合わせまで時間を潰す。
待ち合わせの時間になって外に出ると、もう友人サンジェイが待っていたので、そのまま彼のおすすめのレストラン、”Britannia & Co. Restaurant”へ。
パールスィー料理が有名なレストランなんだけど、料理よりもオーナーの名物おじいちゃん(御年96歳)の方がよく知られている。
とても分厚い老眼鏡❤︎
有名なあまりチャールズ皇太子やアデルなどの著名人が過去に訪れていて、その時一緒に撮った写真や新聞記事、雑誌のページ(ばっちりラミネート済み)をお客さん全員に見せにくる。
ちなみに日本の雑誌に載った記事もあって、2ページ分見開きにでかでかと掲載されてた。
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もうおじいちゃんってこともあって、お客さんの顔はあまり覚えられないから、サンジェイは何回も同じ話を聴いてその度に同じ質問やリアクションをしているらしい。笑笑
写真や新聞記事はいくつもあって、見せる順番も決まっているらしく、店内中央のテーブルにそれぞれ並べられてる。
あとは奥さんの自慢だったり、知っている日本語を使いたがったり、よくいる話したがりのおじいちゃんという感じ。
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パールスィー料理って名前は聞いたことあるけど、具体的にどんな料理があるかは知らなかった。
サンジェイがオススメの料理(というかお店の名物料理)2品と、”パールスィードリンク”って呼んでる謎のソフトドリンクを注文。
特に変わった味ではなく、普通の炭酸飲料。
イラン産のソフトドリンクなのかな。
頼んだのはストロベリー味。サンジェイのお気に入り。
かき氷のイチゴシロップ(サイダー割り)と言う表現がベスト?
甘ったるいソフトドリンクが苦手なわたしは全部飲めなかった😂
メイン料理はChicken Berry PulaoとSali Boti。
Sali Boti(中央)とは、トマトと飴色玉ねぎベースのマトンカレーで、ポテトフライの千切りがたっぷり入ってた料理。
飴色たまねぎの甘みとサクサクポテトが最高に合う!
プラオ(左)の方は、甘酸っぱいドライベリー(クランベリー?)が混ざってて、チキンライスとめっちゃ合う!
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サンジェイ曰く、パールスィー人とはー
イランのパールス地方から来たゾロアスター教徒(初めて聞いた…)で、みんなお金持ち&高学歴らしい。
もうパールスィー人のコミュニティはなくなりつつあって、その数少ないコミュニティがムンバイにあるんだとか。
パールスィー料理という文化だけでも、ずっと残っていくといいな。
今日食べれてよかった。
めっちゃくちゃ美味しかった、サイダー以外は😂笑
日本帰ったらもっとパールスィー料理調べて作ろう💖
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ランチが済んだら、サンジェイは別の用事のために帰らないといけないので、一旦お別れ。
夜友人と食事に行くかもしれないから、もしそうなったら誘ってくれるとのこと。
でも確証はないから、ちょっとお散歩して、スペインでの再会を約束してから別れた。
ちなみにこれが、かの有名なLeopold Cafeのショーケース。
かつてはマフィアや売春婦、ドラッグディーラーたちの闇取引場として使われ有名になった。
スリランカで会った旅人Piaにオススメされた、ベストセラー本の“Shantaram(シャンタラム)”にも登場する場所(この後本買ってから知った😂)。
この本のストーリー、著者の実話なんだけど、フィクションなんじゃないかってくらい波乱万丈の人生送っててめちゃくちゃ面白い!!!
シャンタラムという名は、ストーリーの中でこの著者につけられたあだ名で、その意味は「神の平和の人」。
もうこの時点で興味出るでしょ?😂
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ちなみに長いので、日本語訳版は上・中・下に分かれてます。
でも面白すぎて一瞬で終わる!!!本当に!!!
ヒッピー系バックパッカーの中では「旅人のバイブル」と(勝手に)呼ばれているので、旅人は読むべし!
私も読めば読むほどハマってしまい、そして色んなムンバイのスポットが出てくればくるほど「えーーあそこじゃん!行けば良かった!!!」と後悔。
またいつか絶対ムンバイ行ってやる( T_T)
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結局今日も夜にかけて豪雨となり、サンジェイからメールで
「豪雨で外に出れないから、またスペインで会おう」
と連絡が。
なんと2005年以来の大豪雨だとニュースになっているらしい。
そりゃあ外出ない方がいいわ。笑
宿の廊下も吹き込む雨水でびしょびしょ。
これは明日無事にバス停に行けるかも心配((((∩´﹏`∩)))
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夕ご飯は宿の近くで取ろうと思い外出するも、まだ19:00なのに閉店しているお店ばかり。
でも大通りから一歩外れてみたら営業しているレストランがあって、なんとそこが今までで一番安かった。
というか、今まで大通りのお店ばかり行っていたから高めだったんだと思う。
めっちゃ安いってわけではないけど、チャナマサラRs.60で、チャイとご飯頼んでRs.124だった。
サービス料取らないのに、取るお店よりめっちゃサービス良かった。
頼んでなくてもこっちの望んでることを察してサービスしてくれる🥺
明日も来ようかな❤️
翌日、9:00頃にチェックアウトをし、宿の近くに住み着いてたねこにお別れ。
空港を目指してムンバイCST駅へ。
そう、スリランカルピーが両替出来ることを信じて、それだけのために。
暇人だからできる。笑
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残念ながらムンバイ国際空港に鉄道駅は通じていないので、最寄りエリアのAndheriかVile Parke辺りで下車して、そこからトボトボ歩いて行く予定だった。
駅の人に「空港に行くからAndheri方面の列車に乗りたいんだけど」と尋ねて、指示された列車に乗車。
昨日・一昨日の大雨のせいで線路が洪水していたこともあり、列車は徐行運転。
スーパースローーーー🐢
わたしは時間を気にしなくていいけど、通勤前の人とかどうするんだろうなあ。
みんなインドタイムだから誰も気にしないのか?
10:00近かったからラッシュは過ぎたと思ったけど、女性専用車両でさえ満席でした。
で、GPSを見ていると、北西に進んでいくはずの列車が途中の分岐で何故か北東に。
え、話違うじゃん。
こんなこともあると思って、次の駅で降りて引き返そうと思ったけど、このまま4駅ほど行ったところにメトロ駅があって、メトロで空港のすぐ近くまで行けそうだったのでそちらに変更。
そのまま列車に揺られ、あと一駅という所でまさかの分岐。
また反対方向へ曲がる。
これはさすがにまずいと思って、下車して反対側のホームに行くと何やら放送(ヒンディー語)が流れ、ホームで待っていた人たちが一斉に線路に降りて歩いていく。
え、
なになになになになに????
そのうちの一人に何があったのか聞くと、列車がキャンセルされたため、このまま次の列車を待つより歩いた方が早いとのこと。
まじかーーーーー( ;∀;)
しょうがないので、歩いてついさっき通りかかった駅まで線路に沿って歩いて行くことに。
ビーサンだからめっちゃ歩きにくかったーー。荷物重いし。
*
*
15分ほど歩いて漸く駅到着。
もうこれ以上遠回りは出来ないので、何人かに「この列車Ghatkopar(メトロのターミナルがある駅)行きますよね?」と尋ねる。
もう出発して1時間近くかかってる。
空港行くだけなのにな〜( ´・ω・` )
なんとか無事にGhatkoparに付き、メトロ駅でチケット(トークン式)を購入。
Airport Road駅までRs.20。
*
ついさっきまでは列車でスラム街の横を通っていたのに、メトロは綺麗だしお金持ちやビジネスマンが多いので、全くインド感ゼロ。大都会。
Airport Roadの3番出口を出たら、国際ターミナルまでは徒歩30分くらい。
わたしは荷物背負ってたのと、水浸しの道路をビーサンで歩いていたので、足がトゥルントゥルンで靴脱げまくって時間かかった😂
どっちにしろ大通りを歩いていかなきゃならないから、節約しなくていいならトゥクトゥクかタクシーの方が絶対いい。
*
やっとの思いで国際ターミナルにつくも、そう簡単に両替所が見つかる訳ではなかった。
案の定、フライト利用客ではないので、出発/到着ターミナルには入れてもらえない。
ゲートのセキュリティに
「あっちのカウンターなら両替出来る」
と言われ行った所はスリランカルピーを扱っていない。
このカウンターの人に4階に行くように言われるが、4階の人には
「両替商は6階(さっきまでいたところ)だよ」
と言われたり。
あっち行ったりこっち行ったり、たらい回し。
こっちは荷物&歩き疲れてヘトヘトです( ´・ω・` )
「市内じゃどこもスリランカルピーを扱っていないから、わざわざ両替のために来たんだけど…」と言っても、セキュリティも融通が効かないので「申し訳ないけど外部者は立ち入り禁止だから無理」との一言。
セキュリティの人もそれが仕事なのはわかるけど。
誰か同行させるとか、わたしの代わりの誰かに両替行かせるとかは?
してくれ?
ないのね。
で、最終的に別の階のセキュリティのお姉さんが気を利かせて、別のスタッフにわたしを助けるように声をかけてくれ、その人が銀行員を呼んで、銀行員のお姉さんが代わりにお金を受け取って両替して来てくれることになった。
ようやく一件落着だと思ったけど、実は思った以上にレートが悪く、昨日街中で声をかけてきた両替商のおっちゃんの方がまだマシだった😂
昨日の両替商は¥6,300分の両替で¥5,200って言われたけど、今日受け取ったのは¥5,000にも満たないくらい。
だから銀行員のお姉さんに売値を見せられた時
「え…じゃあ市内で両替の方がいいじゃん…」
と思ってめっちゃ迷った。
でももう精神的にも参っていて、差額¥200の損なら目をつむろうと思った。
さっさと終わらせたかった。総額$10の損。
大変勉強になりました😞
もうヘロッヘロだったので、スタバで休憩。
途中まで「Uver使おうかな…」と誘惑に負けそうになったけど、試しにバス乗車地のSionまでの運賃を調べたら余裕でRs.500超えるみたいで、これは流石にだめだと思ってやめた。
ちなみにプリペイドタクシーだともっとかかるみたい。
やっぱりバックパッカーはタクシーとは無縁なのか…
*
空港からメトロ駅まで戻るのにもトゥクトゥク使おうと思ったけど、最初に声掛けたドライバーが案の定、Rs.100という値段をふっかけてきたので(1.5kmくらいだからローカルだったら絶対Rs.20で十分)吹っ切れて歩いた。
値段聞いた瞬間に顔色を変えて無視したからあわてて「Rs.50! 50!!!」って言ってきたけど(インドの恒例行事。笑)それでも高いので無視。
ちなみに帰りのメトロはこんな風に女性専用車両の区分がされてた。
圧倒的に男性の乗客の方が多いので、女性専用車両にはみ出てる。笑
それでも満車。見てて息苦しい。
Ghatkoparから鉄道でそのままSion(または、次に最寄りのChuna Bhatti)に行こうと思ったけど、誰に聞いても「一駅手前のKurlaまでしか行かないよ」とのことだったので、とりあえずKurlaまで。
地図で見る限り、SionもChuna BhattiもSionと路線が繋がってるんだけど、Kurla駅で尋ねたら電車はないって言われた。
すぐ隣なのに変なの〜( ‘-‘ )
トゥクトゥクで行くことを勧められたけど、どうせ隣の駅だからバスくらい出てるだろうと思って駅前のバスストップに行って人に尋ねたらやっぱりあった。
「5番か58番がSion行くよ!」って言われたけど、ヒンディー数字でしか表記がないので来るバス全部に「Sion行く?」って尋ねた。笑
10分も待つとSion方面のバスが来たので乗車。
チケット(写真右)もヒンディーだったから最初いくら払えばいいのかわからなかったけど、これはRs.14らしいです。
4じゃなくて8かと思った。
バスチケット購入完了メールに乗車地の詳細が載ってたんだけど、「マップで見る」「住所」「ランドマーク」の全てがそれぞれズレてて全くわからず。笑
市内の代理店で購入するものと違って、メインバスターミナル等から発着するわけではないので、大通り沿いの中途半端な所に停まる。
周辺にローカルバスのバス停もあるからなおさらややこしいし、マイナーすぎて周辺の人に聞いてもわからないor別のところに案内された。
5人くらいに聞いたらやっと、現地のおじさんが丁寧に教えてくれて、小さな旅行代理店に着いた。
代理店の人に尋ねると、バスが着いたら呼びに行くから中の待合室で待つように言われ、やっと一安心。
バスの到着予定まで30分と、割とギリギリだったので、夕飯用に屋台でパコラのサンドイッチを購入。
パンごと天ぷらみたいに揚げてあって結構美味しかった。
そして予定時刻通りにバス到着。
聞いていた通り、インドの寝台バスはなかなかファンシー。
安宿のベッドより全然柔らかい😂💖
もちろんバス会社によるし、オンボロ寝台バスもあるけど、今回利用したのはS.R.E Travelsという会社のバス。
もちろんバスだから広くはないけど、ホテルみたいなデザインで、みんなテンション上がって写真撮ったw
ブランケットとモニター(インドのドラマか映画だけだけど…)と、水・おやつ付き。
エアコンとコンセント付きだから特に困らない。
ちなみにライトもあったけど、点きませんでした😅
各席にモニター用のスピーカーが着いているから、こっちが映画見てなくても周辺の人が視聴してる限り静かにはならなかった。
あと今回も隣の人がめっちゃイビキの煩い人だった。
これはどうしようもない…
自然災害と一緒で、こっちはただ時が過ぎ去るのを待つしかない…😭 w
そしていくら綺麗なバスとはいえ、インドはどこも悪路が多くしょっちゅう体が宙に浮くので中々眠れず。。。
それでも疲れてたからちょっとは寝れたけど。
中々の激しさでした。
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