5泊6日で、Ausangate Trek & Rainbow Mountainのトレッキングしてきました!
もちろん今回も個人で。
ちなみにレインボーマウンテンは、元々行くつもりなかったけど、地図で見たら物凄く近くて寄り道出来そうだったので、1日行程を増やして行きました。
なので本来なら4泊5日くらいで回れます。
Ausangate Trekはペルーのトレッキングはこれで3つ目だけど、今までで一番良かった!!!
Ausangateやった後だと、Salkantay(マチュピチュへのトレイルの一つ)がショボッショボに思える…
っていう話を、トレイルで会った、これまた個人で来ているトレッカー達としてました。笑
Ausangateは6日間、毎日景色がガラっと変わって、常に感動しながらのトレッキング!
しかも!
Ausangateは初日&最終日に寄る村で天然露天風呂に入れちゃう!!!!
しかも5ソル(¥165)で!!!
って言っても、SalkantayでもLaresでも温泉は入ったんだけどw
マチュピチュ村の温泉はぬるい&高すぎる(20ソル!)だし、Laresも10ソルしたし。
それに比べたらAusangateは神です。
6日間の間でバランスよく温泉入れるとか、この上ない贅沢ですよね…。笑
Ausangate Trek6日間分を詳細に語るのは難しいので、写真とともにダイジェスト。
目次
1日目:Cusco – Tinki – Upis (3400m-3800m-4200m) (8km)
初日。
まずクスコからトレイルヘッドのあるTinki(もしくはTinke)という村まで、バスに乗って行きます。10ソル。
maps.meに”busses to Tinke”と書かれたバスターミナルが、街の東にある”Coliseo Cerrado”という建物の近くにあります。
(maps.meだと、各地方に行くバス停がちゃんと先人によって記されているので、ツアーじゃなくても自力で行けるんですよね…大変お世話になってます。先人の皆さんありがとう…😭)
わたしは歩いて行ったけど、そこそこに距離あります。
なのでタクシー使ってもいいかも。
ちなみにバス停の近くには同じくTinki行きのシャトルがたくさん停まっていて、値段はバスの2倍(20ソル)するので注意。
バスターミナルはちょっとわかりにくいので、近所の人に聞けばわかります。
バスは恐らく早朝から出ているけど、わたしはゆっくり8:30頃発のバスで行きました。
何時くらいまで出てるかはわからないけど、どっちにしろ早めがいいに越したことはないです。
バスに揺られること3時間ほどで、Tinkiの村に到着。
一応正式なルートでは、TInkiからスタートしてTinkiに戻って来る”サーキットトレイル”なんだけど、大抵のツアーとか面倒くさがりな人は、Tinkiの上にある村まで車(タクシー)使うみたい。
わたしは、ルートをスキップしてタクシー使うのは邪道だと思っているので、ちゃんと歩いて行きました。
でも初日は一番荷物が重いのもあって、Tinkiからの上りが辛かった…
後日の行程に比べたら、ただの緩やかな上りなんだけど、重いバックパック&標高4000mは楽じゃないです。
途中、ニューヨーカー&カナダ人の男子2人組に、Upisの手前で会いました。
彼らも個人で来ていて、Salkantay Trekもやったけど、マチュピチュは入場料高すぎて阿保らしいからスキップしたとかw
わたしも元々マチュピチュ行くか迷ってたくらいだし(カンボジアのシェムリアップ行ったけど、入場料阿保らしくてアンコールワットをスキップしたくらいなので)、彼らとは全く同意見!
やっぱり個人&マイナーなルートに来ると、類は友を呼ぶというか、自分に似た人や面白い人にたくさん会えるから楽しい。
ちなみに彼ら、もう一人仲間がいるんだけど、昨晩から早速高山病でダウンしていて、今日は丸一日ここにいるとか…ドンマイ…
話に花が咲きすぎて、Upisに着いた頃にはもう日は落ちていた。
Upisの村は、遠くから見ても湯気がもくもく出ているのが見え、そこら中から温泉が湧いているのがわかる。
さっさとテント立てて温泉に行こうと思っていたけど、キャンプ場の管理人さんに「今日はもう暗くて危ないから、明日の朝に入った方がいいよ」と言われたので断念。
今日入れないのは残念だけど、朝風呂もなかなか楽しみ💖
そしてこのキャンプサイト、ちゃんと管理人さんがいるのに無料なんです。
温泉はもちろん5ソルかかるけど。良心的。
2日目:Upis – Pucacocha Pass – Anata (4200m-4930m-4700m) (15km)
翌朝。
寒い〜!と思ってテントを出たら、テントが霜で真っ白になっていました。
とりあえず霜を取って(結局この作業、6日間毎朝のルーティーンになった)、水着を持っていざ温泉へ!
オーナーさんくらいしか住んでいない、小さな小さな村なのに、なんと温泉は3箇所くらいある(笑)
昨晩も入れたら、別の試せたのにな〜!
とりあえずわたしが選んだのはこちら。
川渡った方にある、長らく使われていなさそうな所。にしても眺め最高!
最初は「湯気めっちゃ立ってるー!これは日本人も満足の熱さだな…」と、興奮して写真を取っていたのだけれど…
さすが源泉掛け流し。
そして温度調節なし。
わたしのお父さんのお風呂より熱い。笑
お父さんのお風呂に慣れているから、比較的熱いお風呂は得意なんだけど、それでも熱すぎて入れませんでした(笑)
とりあえずお腹くらいまでは頑張って入った。
でもちょっとでも動くと”痛い”。
熱いじゃなくて、痛い。
「いたいいたいいたい…!」って言いながらお風呂を出たら、全身ゆでダコ状態。
肩までつかりたかったよ〜。
多分他の2箇所は大丈夫なんだろうな。
だってわたしが行った所、誰も来ていないからか、浴槽の階段に溜まった湯花で足跡できたもん(笑)
ということで、Upisの温泉、川の向こう側にある温泉はおすすめしません😭
テントを乾かしながら、朝ごはん作って出発。
今日も快晴!
テントがすぐ乾いてくれて気持ちいい。
2日目は、2つの峠越えがあります。
Arapa Passと、Pucacocha Pass。
両方とも標高5000m近いんだけど、これまた峠の向こうの景色が大絶景なんです。
ただでさえ道中絶景なのに、峠を越えるとまた風景がガラっと変わって感動!
写真じゃ全く伝わらないんだけど…とにかく360度絶景なんですよ。
最初のArapa Passを抜けてしばらく下って行くと、小川と緑溢れる景色へ。
それから、たくさんの池塘が広がる湿原に出ます。
というかAusangateは大部分が湿原で囲まれていて、湧き水をいっぱい蓄えているのがわかる。
そこにたくさんのお花が咲いていたり。
色んな野鳥が生息していたり。
豊かだなって思った。
それから暫く、右手に槍ヶ岳みたいな山を拝みながら進んでいきます。
ここら辺からどんどん湖が出てくるので、なんちゃって”逆さ槍”も出来ちゃいます😁
水鳥の親子がスイスイ湖を横切っていったり、日向ぼっこしてたり。
平和。
あとわかりにくいけど、写真左手に見える赤い山が、まさにレインボーマウンテンやレッドバレーの裏側。
最初見えた時は感動しました。
感動しすぎて「まじか〜」って独り言してたもん(笑)
本当に近いんだなー。
明日はあの山の向こう側まで行きます。
写真撮りすぎて長居してしまった。
でも長居する価値あり!
この先もビューポイントのある湖畔があるけど、ここでお昼ご飯もおすすめ。
ずーっと下っていくと、例のビューポイントに出ます。
氷河が近くなってきた!
ちょっと休憩して、再出発。
ここまで来たら、2日目のキャンプサイトであるプカコチャ(湖)まですぐ。
ここだけでなく、Ausangate(山)の周りの湖は、氷河が湖に崩れ落ちるのが何回も見れます。
ゴゴゴ…って雷みたいな音がしたらそれ。
連日のお天気で、たくさんの氷河が溶けて崩れていました。
で、本来であればここで泊まるものの、まだまだ明るかったのと、一人だと特にキャンプサイトに早く着いてもやる事がないので、翌日を楽にするために歩き続けました。
プカコチャも眺めがいいんだけどね。
この氷河ビューです(笑)
でも基本的にAusangate Trekはどこも絶景だから、どこを選んでも楽しめちゃうんだけど。
むしろ選ぶのが大変なくらい、どこも立ち寄りたくなる。
ちなみにプカコチャからそれほど離れていないところに、Ausangate Lakeのキャンプサイトがあるけど、なんとここは10ソレスも請求してきます。
たかがキャンプに!
なので、どこか適当な場所にキャンプした方が無難。
まぁ基本的にどこもリャマの放牧地だから、なるべく民家から離れて、邪魔にならなそうなところを選ぶのがポイント。
あと、リャマの糞がなるべくないところ…
難しいけど…笑
あ、ちなみに夕方になると、リャマの帰宅ラッシュに捕まるので注意。
写真撮ってる時にふと振り返ったら、大量のリャマがジーっとこっちを見ていてびっくりした(笑)
わたしが写真撮ってたから足を止めて下さったんですね😭
申し訳ない😭
日本じゃとても出来ないわ😭
ちょうどレインボーマウンテンの裏あたりで、眺めのいいところを見つけたので、今日はここでストップ。
でもテント立ててるとやっぱり視線感じるよね…😂
みんな足止めてガン見。落ち着かないw
そうそう。
一つ難点なのが、村の人は全然キャンプしててもウェルカムなんだけど(「一人?気をつけてね〜」って心配してくれる)、もちろん放牧地なので、各家庭ごとに牧羊犬を飼ってるんですね。
だからわたしの事を見つけるや否や、めっちゃ吠えてくる。
一匹吠えたら、他もどんどんやってくるし。
まぁ吠えるだけで、テントの中にいる限りそれ以上何もして来ないんだけど。
でも怖くてずっとテントの中に引きこもってました。
あと、なるべくライト使わずに頑張ったからしんどかった😭
何より申し訳なかったのが、事情を知らない村民が犬の声を聞いて、「何事?!」と何回か見回りに来させてしまったこと。
すみません、ただの通りすがりの外国人です😭
申し訳ない😭
3日目:Anata-Rainbow Mountain (4700m-5050m) (20km)
さて翌日。
今日も快晴です!
昨晩の写真は載せなかったけど、このビューを見たら何故ここを選んだかわかるはず!
レインボーマウンテン登ってからわかったけど、ここはちょうどレッドバレーの裏側に位置しているので、景色が一緒なんですねー。
もうこれで割と満足かもw
景色にひたりながら、朝ごはんの準備。
通勤ラッシュを見ながらコーヒーを飲むなんて、なかなかの背徳感。
のんびりテントと寝袋を乾かして、いざ出発!
今日も開始早々に絶景が待ってました💖
レインボーマウンテンが近い事を実感させられます。
暫く谷を進むと、レインボーマウンテンへの トレイルヘッドに到着。
ここから1時間ほどで?ツアーグループ用のトレイルヘッド(駐車場)に到着です。
数日ぶりに大量のツアーシャトルと観光客を見てびっくり…
毎日何百人来るんだろう。
すごい数でした。
料金場で入場料を払って、スタッフの人にバックパック置いていってもいいか聞いたらOK頂きました😭
ただでさえ連日のトレッキングで疲れてるのに、標高5000mあるからバックパック担いで行きたくなかった…本当に感謝!
あの、レインボーマウンテンって、結構登るんですね。
「どうせ観光地だから駐車場からそんなに離れてないでしょ」ってなめてたら、普通に2時間以上登りです。
これトレッキング慣れてない人どうしてるんだろう。
ほぼ全員が馬手配しないと無理だろうな。
若い人でもかなり大変そうでした。
最初の大きな登りを登りきった時、遠くにレインボーマウンテンのビューポインントらしき物が見えた時は「え、あんなとこまで行くの?!」と衝撃的でした。
元々来る気なかったから、下調べ全然してなかったのが一番の原因。
舐めてました、完全に。
やっとの事でビューポイントに着いた時には、観光客はわたししかおらず。
環境客で溢れることで有名なレインボーマウンテンだけど、ほとんどのツアーグループが13時には帰路につくのに対して、わたしが着いたのは14時。
登っているのはわたしだけでしたw
感想は、期待していなかった以上に期待外れ。
ずっと来たかったって人は感動するかもしれないけど、わたしはあまり😂
でも誰もいないレインボーマウンテンが体験出来たのはいい思い出w
雲行きは怪しくなる一方だし、確実に雪が降り始める寒さだったのでもう帰ろうかとも思ったけど、初日に会ったトレッカーに「レインボーマウンテンは大したことない割に観光客で溢れかえってるけど、レッドバレーは何十倍も綺麗なのに誰もいないよ。絶対レッドバレーは行った方がいい」と念を押されていたので、レッドバレーの方へ足を運ぶ事に。
そしたらやっぱり何十倍も綺麗でした!
昨日テントを張ったのが、ちょうど写真右奥の山の反対側あたり。
どうりで景色が一緒なわけです。
麓にいた時はピーカン晴れだったから、結果キャンプした所の景色が一番綺麗だったなw
で、レインボーマウンテン側に戻ったら、あっという間に雪で真っ白になってましたw
Ausangate周辺は基本的に年中晴れか雪だから、珍しくもなんともないんだけど。
寒すぎて耐えられなかったので、とっとと撤退しました。寒かったー!
あまりに寒いから、今日はテント貼らずに駐車場のホステルに泊まっちゃおうかな…と思っていたんだけど、もはや観光客がわたししかいなくなった駐車場はシーンとしていて、ホステルには誰もいなかった。
奇跡的に小さな食堂が一箇所だけ空いていたので、とりあえず腹ごしらえ。
毎日キャンプ飯だと栄養が偏るんですよね。
お肉なんてまず食べれないし。
何よりも、付け合わせのレモンを見た瞬間「び、ビタミンだ!!!」とかぶりついたw
絞るんじゃなくて、食べまくったw
体が柑橘系の酸味を求めすぎてw
お店の人も「レモン好きなんだね」って言ってたくさん切ってくれました😂w
食堂に集まってきた地元の人も「泊まっていきなよ!」と言ってくれたけど、ホステルのオーナーが戻ってくる気配がない&寒い中待ちたくなかったので、麓まで一気に降りることに。
もう薄暗くなってきていたけど、2匹の犬がずっとガイドしながら着いて来てくれたので寂しくなかった。
トレイルヘッドにもキャンプサイトはあるけど、無料か定かでなかったので、さらに2kmほど進んだところでテントを貼った。
もうほぼ真っ暗だった。
何より心強かったのが、このわんこ達が、ひたすら私を他の犬から守ってくれたこと。
他の犬が吠えて走ってきても、威嚇して追い返す。
おかげで安心してごはんが食べられた。
わんこ達はご飯が欲しいんだろうけど、バックパックの軽量化&道中に食料を調達出来るところがほぼ皆無なので、何もあげられなかった。
普段からトレッカー達にご飯を貰っているのか、一応健康的な体型はしていたけど。
「ごはんをあげなかったら何処か行くかな」と思っていたけど、就寝した後もずっと他の犬を追い出しては戻ってきて、「あぁ、まだ居てくれてるんだな」って思った。
彼らに見守られながら、眠りにつく。
(後半へと続く…)
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