【キューバ】革命の街サンティアゴと、フィデル・カストロの墓参り(世界一周174-177日目)

中米・カリブ

今日はバスで、オルギンからサンティアゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)まで。

8:00にバスに来るように言われて行ったけど、8:20くらいまでチケット窓口が開かなかったから、前日にチケット買っておいて良かった。

バスが来るまで時間があったから、バスステーション向かいのフードストールで朝ごはんを購入。

出店が6つくらいあるんだけど、どの店のサンドイッチも違う&美味しそう!

キューバのサンドイッチの中身と言えばハムやソーセージなどの加工品ばかりだけど、ここの屋台は全部ナチュラルなお肉!

茹で豚だったり、生姜焼き風だったり、角煮っぽかったり。

どこもそれぞれ味付けや部位が違って、キューバのサンドイッチで初めてテンション上がった。

一つ10CUP。

大好物のグァバシェイク(Batido de Guava、3CUP)と一緒に頂きました( ‾◡‾)

早起きしたけどバスは30分以上遅れて到着。

出発は1時間遅れくらい。

長距離バスの休憩で寄るレストランはどこも観光客プライスということを、前回の移動で学んだので、今回は町中で売っている1枚1CUP(¥5)のクッキーをたくさん買って来た❤️

期待してなかったけど、キューバのクッキーって結構美味しい🍪💖

バターたっぷりなのか、小麦が違うのか?

香ばしくてサックサクでたくさん食べても飽きない!

なのでキューバのおやつはクッキーがおすすめ(๑´ڡ`๑)

安くて美味しいからコスパが良すぎる。

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午後1時ころサンティアゴ到着。

ビアスールのバスステーションが中心街から少し離れているので、ついでに4日後のバラコア行きのチケットを買おうと窓口に行ったら、「今はチェックインのみ、チケットの販売は15:15から!」と言われた。

わざわざ買いに来てた人もいたし、そんなに人も並んでないのに。

なんで〜🥺

もしかするとバスステーションの規模が大きい分、日によっては窓口が混み合って、チェックイン作業が進まないからなのかもしれない🙄

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チケットは諦めてバスステーションを出ようとすると、何人かの客引きが。

最初は無視してたけど、2回声を掛けてきたお姉さんがいたから部屋の値段だけ聞いたら、一部屋15CUC(朝ごはん付き)と、条件は悪くない。

ロケーションも中心地に近く、後で値切れそうなら値切ろうかな、と思ってとりあえず部屋を見ることに。

サンティアゴはキューバで2番目に大きい都市だけど、思っていたよりかなり静か。

大通りはまあまあ交通量が多いけど、路地に入ると田舎と変わらない平穏さ。

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宿に着いたら家族全員でお出迎え。

話を聞いたら「一部屋15CUC、朝食は別途1CUC!」

と言われ、話が違うと顔をしかめたら、

「OK、OK、朝食込みで15CUC!」と訂正。笑

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別に物凄く安いってわけではないけど、客引きのお姉さん頑張ってたし、家族もフレンドリーで、テラスの眺めも部屋もきれいで良かったから決定。

部屋はエアコン付きで、キッチンも使ってOK。

悪いところは、シャワーの出が良くないって事くらい。

夕食は+3〜4CUCくらいで作ってもらえる。

そしてどんなにお腹いっぱいでも、お母さんがどんどん食べ物を与えてくるからコスパは良い。笑

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ちなみにオーナーのお母さん、歩き方にも載ってるMuseo de Carnival(カーニバルの博物館)の館長さんだった!

今日も夕方からダンスパフォーマンスがあって、入場料タダでOKとの事だったので遊びに行く事にした\( ˆoˆ )/わーい

ダンスパフォーマンスまで時間があったので、CADECA(両替商)で両替をして、その目の前にあった行列の出来てるピザ屋さんで腹ごしらえ。

煮込み豚のピザなんてのもあったけど、売り切れてたからホットドックピザを注文(PERRO CALIENTE)。

博物館に行って「Josefina(お母さん)から招待されたんですが」と言ったら、「どうぞいらっしゃい〜」と案内してもらえた。

でも特に受付っぽいところもなかったから、本当に入場料(2CUC)回収しているかは謎。笑

中にはサンティアゴのダンス、カーニバルに関する昔の写真や新聞記事、ポスターや衣装などがズラリ。

暫くすると演奏が始まったようなので、部屋を移動し着席。

博物館のダンスなので、普通のダンスショーとは違って、全てが歴史的音楽&ダンス。

音楽はキューバにもたらされた初期のアフリカ音楽そのままで、メロディーはほぼ歌い手のみで表現し、楽器はほとんどパーカッション。

現代音楽と違って、曲に”サビ”や”山”、メロディーの繰り返しなどがないので、聞いていて新鮮。

リズムも全く違う。

衣装も動きも、昔の人々の生活風景(農業・家事・子育てなど)の表現が多かったし、ステップやリズムも全く違っていて面白かった。

で、一番前の角の席に座っていたから、3回くらいダンスに参加するように誘われた。笑

というか、ほぼみんな強制参加させられるんだけど(笑)、彼らのダンスがスタイル出しすぎてて、みんなイヤイヤ参加させられてたw

入場料が安いのもあって、最後にはチップ払わなきゃいけなかったり、CD買うように勧められたりするけど、未だに昔のダンスを継承しているのも珍しいし、見る価値は大だと思う。

その後、広場にあるホテル(Casa Granda)のバーで一杯だけ。

夕日が綺麗だった。

そのあとちょっとお散歩して、夕食はメインストリート沿いにあった、ローカルレストランで。

結構綺麗なレストランだけど、CUP(人民ぺソの方)払いで、メインが40〜80CUPくらい(ご飯つき)だからなかなか◎。

19:00頃店を出た時にはすでに店のほとんどが閉じていて、いくら大都市と言ってもキューバの夜は静か。

それでも音楽の街サンティアゴ、夜でも公園や路地などで楽器を演奏する人や、それに合わせて歌って踊ったりする人で溢れています。

*

ちなみに帰ったらめっちゃ満腹だったのに、お母さんにスープ食べるか勧められ「ちょっとだけ」っていったらしっかり2人前出てきた(笑)

キューバに「ちょっと」はないんだった😂

美味しかったけどお腹破裂しそう😂

翌朝は久しぶりに遅めスタートで、10:00に朝ごはん。

朝からたっぷりのパパイヤと、大好物のグァバジュースを頂けて幸せ(๑′ᴗ‵๑)💖

まずは徒歩で革命広場(Plaza de la Revolcion)まで。

サンティアゴはキューバ革命の発祥の地なのです。

1900年代初期、実質的アメリカの支配下にあったキューバで、カストロは仲間を集めて反乱軍を結成。

このサンティアゴで、モンカダ兵舎を襲撃し、革命の火蓋を切ったのは有名な話。

ハバナの革命広場とは違ってあんまり観光客はいなかった。

日曜日なんだけどな。

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その後は、広場に面しているホテルの屋上にあるバーまで。

休日料金なのか、一人当たり利用料金が3CUC(1ドリンク付き)だったので、ちょっと値段の高いドリンクにすることにした。

どうせなら普段飲まない種類のカクテルがいいかなと思い、Cuba Libreを注文。

そしたら割と奇抜な色のカクテルが登場w

下の緑のリキュールがミントフレーバーで、上がカンパリみたいな味。

キューバ・リブレって、普通ラムとコーラだけど、現地はコーラがないからこうなのかな??

その後、旧市街の間に伸びる階段が美しい、パドレ・ピコまで。

もっと写真を撮っていたかったんだけど、山の方が雨雲で真っ暗で雷も鳴り出し、いつ雨が降り出してもおかしくなかったので急いで帰ることに。

*

週末ということもあって、帰ったら家族みんな勢ぞろいだった。

飲み物が欲しかったから近くにメルカドがあるかお母さんに尋ねたら、家の飲み物を飲めばいいと言われ、そのままダイニングに。

水だけでよかったのに、マンゴージュースが出て、その後はクラッカーが出てきて、パーティ状態。

最終的にはHavana Club をみんなで飲もうと言われ、家族全員でラム酒のショットで乾杯。笑

みんな酒飲みで「もう1杯!」と言ってグラスに注ぎ、わたしたちがいい飲みっぷりを見せるとみんなテンション上がってゲラゲラ笑いだす。

それからわたしが「Despacito」を歌い出すと、「Despacito流すか!」と言って音楽を流し始め、「踊ろうぜ!」とダンス大会に。

こっちは帰ってきたばかりで汗だくなのに、プレイリストは止まることなく、キューバのダンスの動きを伝授すべく踊らされ続ける。w

チーム日本は30分でダウン。誰かパーティを止めてくれ…😂

みんなノリノリで、お母さんとお父さんが踊りだした時は可愛かった。

お父さんは御年90歳らしいです。

キューバ人、若すぎる!

普段踊らないからめっちゃ疲れたのに

「今夜も踊りに行くから!一緒に行こうね!」

と言われ、逃げるようにシャワーを浴びに部屋に戻った。笑

*

今日の夕食はチキンとアジャカ(トウモロコシとセモリナを一緒に練って、トウモロコシの皮に包んで蒸したもの)がメイン。

これ、近所の小さな露店でも売ってた。

こっちの地方特有なのかな?

朝からお父さんが、たくさんのとうもろこしを切って仕込んでました🌽🌽🌽

翌日は朝から、おじいちゃんの作った新鮮なタマリンドジュース。

タマリンドって、産地だと普通にジュースで飲むんだね!!

タマリンドペーストしか知らなかった。めっちゃ美味しい💖🍹

朝ごはんを食べたら、オンボロで可愛い黄色の車で出発。

今日はお父さんの車で、フィデル・カストロのお墓とモロ要塞へ行くのです🚕

カストロのお墓はもともの行く予定ではなかった(というか、去年亡くなって出来たばっかりだからサンティアゴにあるってことすら知らなかった)んだけど、トリニダーで声を掛けてきた70歳くらいの日本人の男性に頼まれたのがきっかけ。

*

彼はカストロと縁があるらしく、でも今回サンティアゴには立ち寄れないから代わりに献花して欲しいと。

とりあえず5CUCもあればそこそこの花束を造ってもらえそうということで、5CUCだけ預かり、献花が完了したら彼に写真&報告のメールを送ることを約束。

お遣いとはいえ、カストロのお墓にいくいい機会。

キューバの墓地周辺は大抵お花屋さんがあり、この日は日曜日で営業してるか不安だったけど、やってて良かった。

花の種類にチョイスはほぼないけど、赤よりは白がいいだろうってことで、白のバラで5CUC分の花束を作ってもらった。

依頼主に名前も書いて欲しいと言われたので、メッセージカードをもらって花束に結んだ。

これで完璧。

墓地に行ってみると、一般の墓地に隣接して数々の偉人のお墓が作られており、かなり巨大&造りも新しかった。

定期的にセレモニーを行っているようで、私たちが着いたときも丁度兵隊が行進をしていた。

墓地だけどセキュリティもしっかりしていて、人数や拝観ルートの制限もあった。

そしてカストロのお墓を発見。

結構な数の花が手向けられてた。

赤いバラの一輪挿しが多く、花の種類はそこまで関係ないみたい。

無事カストロへの献花が終わり、ほっとしたところで次はモロ要塞へ。

町からは10km近くあるみたいで、海まで続く道をひたすらオンボロ車が黒煙を吐きながら登っていく。

海が見えるようになってきて、海岸を暫く走ったらモロ要塞到着!

『造りがすごい』って聞いていたから来たけど。

なるほど、入り口からしてもうかっこいい!!!

知識ないからよくわかんないけど凄い!笑

「かっけー!」連発w

ちなみに入場料は4CUC(カメラは+5CUC)。

最新版の歩き方には2CUCって載ってたけどな。

物価が急騰しているのか、スタッフにぼられているのか。

モロ要塞(Castillo de San Pedro de la Roca del Morro)は、海賊からの襲撃を防ぐために1500年〜1643年に掛けて建築が行われた、海岸線の断崖を利用した要塞。

世界遺産にも登録されてる。

基本的に歴史的建造物にはあまり興味がなく、要塞などは特に見ても感動したことがないんだけど、モロ要塞は初めてわたしを興奮させた要塞(笑)

何度も言うけど、めっちゃかっこ良かった!!!

中には礼拝堂、弾薬庫、牢獄、宿舎などたくさんの部屋があり、規模もかなり大きい。

高さもかなりあるから、全部を見て回るのにかなり時間がかかった。

ホストのお父さんに連れてきてもらってる身だから、あんまりダラダラしてられなかったけど、もし個人で来てたら確実に1日潰せたと思うw

童心に戻って探検出来るから飽きない。

*

町に戻ったら、ビアスールのオフィスでバラコア行き&帰りのサンティアゴ行きのチケットを購入。

夜は雨だったので、昨日のレストランでちゃちゃっとご飯を食べて宿でゆっくりした。

明日はバスで、キューバ東部バラコアまで行きます🚌

3日間の出費

初日:¥3342 (26CUC+110CUP)

  • 朝食:1CUC
  • ピザ:5CUP
  • モヒート:2.5CUC
  • 夕食:105CUP
  • 宿3泊分:22.5CUC

2日目:¥855

  • バー:6.5CUC
  • ビール:30CUP

3日目:¥7,794 (65CUC+65CUP)

  • タクシーチャーター:10CUC
  • モロ要塞入場料:4CUC
  • サンティアゴ〜バラコア:15CUC
  • サンティアゴ〜トリニダード:33CUC
  • ビール:65CUP
  • 夕食:3CUC
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