【タイからカンボジア】バンコクから国境越え（世界一周62日目）

今日は悪名高いことで有名な国境の町（笑）ポイペトを通って、タイからカンボジアへ。

バンコクからシェムリアップまで、陸路で行きます！

4:50に起床。

電車が5:55なので、5:15頃に駅に行って切符を買います。

車両によってシートの質が違うと聞いていたので、慎重に席選び。

一番手前の席がいかにも新品で、柔らかかったので決定！

たった１年前の旅人ブログの情報では、基本的に木製の席ばかりでクッションあったらラッキーみたいなこと書かれてたから、タイって本当に急成長してるんだなぁと実感。

調べていた通り、どの席も８割くらい埋まってたけど、運良く隣には誰も座らなかったので道中ほとんど寝てた。

東タイの風景は、どこまでも田園か、牛が放牧されてる草原（蓮の花がいっぱい🌷✨）で綺麗だった。

＊

それほどの遅れもなく、11:50頃アランヤプラテート（Aranyaprathet）到着。

トゥクトゥクじゃなくてソンテウ（相乗り）にすると決めていたので、早足で駅を出て駅前にいた大型のソンテウにダッシュ（ちなみに大型と普通のと２台くらいあって、後は大量にトゥクトゥクが待ってた）。

遅れを取ったら、次のソンテウが出発するまでどのくらい待たされるかわからないので！

2017年６月現在も、まだ国境までのソンテウ代は15Bhtでした。

国境手前で降りると早速、「ニホンジン？ビザ？」って客引き寄ってきたのでスルー。

そのままタイのイミグレーションを通って、いよいよカンボジア入国。

国境前右手にある、オレンジ色の建物でビザを申請します。

そして噂通りの賄賂要求。

壁にはちゃんとした看板で「Ordinary Visa $30」って書かれてるのに、もろ窓口の手前に汚い字で（A4用紙にボールペンで）「1200B or $30+100B」って書かれてた。

で、わたしこれちゃんと払ったんですよね、賄賂。

もちろん騙されてるし、向こうが100%悪いのに合わせる事はないのだけれど、正直面倒くさかったんです。

「100Bht払わない！」って拘るためには暫く言い合いしなきゃいけないし、100Bhtって貧乏バッパーには結構なお金だけど、カンボジア入国早々イライラしたくなかったんです。

いい気分のまま旅したかったし、そんな奴らのためにイライラするくらいなら100Bhtくらいくれてやるって気持ちで。

というか時間の無駄だしね。

それでも納得いかないって方は、交渉頑張って下さい！

ほとんどみんな払ってたけど、国境出たときにみんなで「100Bhtって賄賂だよねー」って話してました。

中には$30しか払わなかったっていうダッチの子もいました。

そしてあっさり入国手続き完了（この時点で12:30くらい）。

＊

国境を出たら先にATMへ（トゥクトゥク客引き煩い）。

徒歩２分くらいの所にあります。

カンボジアは現地通貨以外にも、US$がほぼ全国で普及しているので、ATMもUS$が出てきます。

ちなみに手数料$5取られる割に、引き落とし上限額がたったの$250のATMも多い。。。

お金をゲットしたところで、離れたところにあるバスターミナルに行くために、イミグレを出てすぐの所にある”Free Shuttle Bus”乗り場に戻ります。

数多くの『悪名高いポイペト問題』のうちのひとつに、ここで偽のバスに乗らされて、全く関係ないところに連れて行かれてお金を請求されるってやつ。

↓わたしが乗ったのはこんなバス。

でも周りみんなイミグレで一緒だった欧米人ばかりで、お互い「バスステーション行くよね？シェムリアップ？」って確認出来たから安心だったし、もし万が一の事があってもお互いに助け合えるからいいと思えた。

みんなで口を揃えて言ってたのが「ロンプラ（Lonely Planet）とかネット上には”ここの国境は通らない方がいい！”くらいに書かれてたのに、何事もなく通れたよね」って話。

むしろ意外とみんな優しくて、客引きのおっちゃんとかも「バス乗りたい」って言ったら、行き方丁寧に教えてくれたり。

もちろん注意は必要ですが！

わたしは諦めて100Bht払ったけど、それ以外は何も問題なく通れました。

特に「イミグレに２時間もかかる」って噂もあったので、一瞬で終わってびっくり。

もしかすると、混雑するピークシーズンになるとあるのかも。

これも先人の知恵のおかげ。

どんな事に気をつければいいか、情報があったからです。感謝。

＊

おさらいですが気をつけることは、

こんなもんかな。

国境越えする皆さん、グッドラック！

無料シャトルの中でも、運転手と別でガイド的なおっちゃんが道中ずっと「カンボジアのTravel Tips」をみんなに教えてくれてました。

特に金銭面。

カンボジアは上記の通り、アメリカドルが普通に使えるので（ラオスと違ってレートもほぼ一緒だから安心。US$1=4,000CR。通貨単位CR：カンボジアリエル）、両替の必要はそれほどない。

でも場合によってはお釣りが返ってこない（US$が普及しているといっても紙幣のみで、コインはない）為、うっかり払いすぎてしまう場合もあるとのこと。

例えば、ペットボトルの水１本1,000CRなのに、安いから普通に$1（4,000CH）で買ってしまうなど。

ちなみにこの事を聞いたから、わたしはシェムリエップで急いで$50くらい両替しちゃったんだけど、大抵US$で払ってもカンボジア通貨でお釣りもらえるのでご安心を😂

レート悪かったからちょっと損してしまったではないか😂

そしてバスターミナルに到着。シェムリアップ行きのチケットを買います。

バスだと$9だけど、ミニバスしかないと言われたのでみんなで$10のチケットを買う事に。

乗ったら意外とファンシーw

みんなテンション上がってましたw

出発したのは13:30頃。

バスターミナルからシェムリアップまで２時間から２時間半（バスだと３時間くらい）。

前半は晴れてたのに、だんだん近づくに連れ雲行きが怪しくなって行き、終いには豪雨。

到着した時にはまだ雨足が弱まってよかったけど、移動中は嵐のような豪雨でした💧

＊

そして16:30頃シェムリアップ到着。

ちなみに中心街よりも少し北部で下されたので、宿までしばらく歩いて行きました。

私の宿泊先が中心街のさらに南にあったので辛かった😂

もちろんトゥクトゥクを断って雨の中歩いて行きました…

１時間以上…😂

排水悪すぎでしょ！！！

世界的に有名な観光地で、工事するお金絶対あるじゃん…

観光客のお金なんだから、観光客に優しくしようよ〜〜

水深20cmくらい。

うえ〜

一歩道を外れると舗装されてない道路がいっぱい。

足引きずりながらちょっとずつ進んでく。

サンダル泥まみれです。

歩くこと１時間ちょっとで漸くホステルに到着。

遠いけど、安かったの。

３泊で予約してたけど、本当にアンコールワット行くか怪しくなってきたので（笑）一旦２泊にしてもらうことに。

一泊$2.5なので合計$5。

こっちのホステルのドミ、ベッドの間にカーテンがあって一応プライベートスペースが作れる所が多い。

中心街から離れてるからめっちゃ静か。

夜は虫とカエルの声しか聞こえません。

チェックインが済んで、ドミで出かける準備をしていると同じ部屋のロシア人、Ivanから声をかけられる。

こっちでプログラマーとして働いてるみたい。

朝から何も食べてないことを伝えたら、近場で安くて美味しいレストランに連れて行ってもらうことに。

そして彼のおすすめのAmok（カンボジア料理で、雷魚と野菜のココナッツミルク煮）を注文。

ボウル一杯に「これ、１人前？」ってゆう量でくる。

ジュースも頼んだからお腹ぺこぺこだったけど、最終的に妊婦みたいになった😭

Ivanに「シェムリアップ来たけど、アンコールワット行くかもわかんなくなってきたww観光地すぎて萎えてるだけどw」って言ったら

「うん、俺こっち住んで９ヶ月だけど、未だに行ってないし行く気ないよ〜」 って言われて、

「え、まじ、そっか、じゃあいっかwww」 と、まさかのシェムリアップ来てアンコールワットをスキップすることに決定（笑）

いやー久しぶりに考えが合う人にあった。

「みんなが見てるからって見に行ってもしょうもないよね」って。

去年まで１日券$20だったのが$37ですよ。

ほぼ倍。

３日券$74。

そりゃあアンコールワットは素晴らしいだろうし、見る価値はあると思うけど、ここまでお金とって観光客うじゃうじゃしてる所に行っても、遺跡の素晴らしさを十分に感じれないんだよね。

ピラミッドとかエッフェル塔とかサグラダファミリア、みんなそう。

観光地化しすぎると、私には歴史的建築もただの「建物」になってしまうんです。

それこそ『死ぬまでに見たい世界遺産』とか『世界的に有名な◯◯』とか見て、感動できる人だったら問題ないんです。

でもわたしにとっては真逆で、観光地化すればするほど人がその価値を下げていく。

「金の臭い」しかしなくなってるし（客引きだの入場料だの）、『情緒』とか『風情』なんて気にしない人がどんどん集まって町を変えていく。

もちろん全部が全部そうではないんだけど、そういう所がほとんどだと思うな。

あと、観光地って色んなところで写真を見るから、予想を上回る感動ってほとんどない。。

期待以上どころか、上記の客引きや店・近代化した町を見て萎えることが多い。

まだ２０ヵ国くらいしか旅してないけど、結局今までの旅で印象に残ってるのは、人の優しさや触れ合い、あとまだ観光名所になっていない遺跡や自然なんだよね。

もちろん旅の価値観は人それぞれ！

でも現時点でのわたしの考えはこうなんです🙏

もっと歴史とか建築に詳しかったらもっと面白いのかもしれないし、将来きっと来たくなることがあると思う。

でも今の状態で行くと、結局ヤジウマで終わっちゃうので。

ということで明日は１日ぶらぶらしてゆっくりしたいと思います！

＊

夜もIvanと色んなお話。

この人、以前はロシア政府の元でスパイ的な仕事もしてたんだってw

それもあるし、ロシアの将来に希望はないから異国に行ってみることにしたらしい。

１年前まではフィリピン、今後はタイかエジプトで働きたいって。

学歴があるのもあって、どんなジャンルの話もいけた。

天文学の話しても各国の文化の話しても政治の話しても何でも返してくる。

カエルや虫が鳴いてたから、日本人は生き物の声や風の臭い・自然の色とかで季節を感じるんだよって言ったら「日本人の文化が一番好き」って言ってた。

特に「自分よりも周りの人の気持ちを考えて行動する（思いやり＆空気読む）」って文化は最高だよねって話した。

ドミで周りが大声で話してたり、イヤホン付けずに音楽聴いてたり、寝てるのに電気つけたり…っていうトラブルに共感してくれました。

でも、日本人だけは安心って言ってた。

先人たちが培ってきた、「日本人」と言うブランドの強さを、改めて感じた日でした。

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